七つの夜
文学シリーズ lettres
SIETE NOCHES

| 判型 | 四六判 |
|---|---|
| 頁数 | 224頁 |
| 定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
| ISBN | 978-4-622-04613-4 |
| Cコード | C0097 |
| 発行日 | 1997年6月20日 |
| 備考 | 現在品切 |

SIETE NOCHES

| 判型 | 四六判 |
|---|---|
| 頁数 | 224頁 |
| 定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
| ISBN | 978-4-622-04613-4 |
| Cコード | C0097 |
| 発行日 | 1997年6月20日 |
| 備考 | 現在品切 |

晩年を迎えたボルヘスは、彼の街ブエノスアイレスのコリセオ劇場で連続講演を行なった。「神曲」「悪夢」「千一夜物語」「仏教」「詩について」「カバラ」そして自らの経験を踏まえつつ文学の歴史を遡及する「盲目について」。ボルヘスの文学を養い、彼の精神と一体化しているこれらの主題について、この盲目の作家は聴衆=読者に向けて、そっと打ち明け話をするように語り始める。「紳士、淑女のみなさま……」原稿に手を入れ終えたボルヘスはこうつぶやいた。「悪くない。さんざん私につきまとってきたテーマに関して、この本は、どうやら私の遺言書になりそうだ」。