回想のブルームズベリー
ブルームズベリー叢書
ELDERS AND BETTERS-AUTOBIOGRAPHY

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 368頁 |
定価 | 4,950円 (本体:4,500円) |
ISBN | 978-4-622-04633-2 |
Cコード | C1098 |
発行日 | 1997年7月1日 |
備考 | 現在品切 |

ELDERS AND BETTERS-AUTOBIOGRAPHY
判型 | 四六判 |
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頁数 | 368頁 |
定価 | 4,950円 (本体:4,500円) |
ISBN | 978-4-622-04633-2 |
Cコード | C1098 |
発行日 | 1997年7月1日 |
備考 | 現在品切 |
クウェンティン・ベルは本書において、「人生の終わり近くに脳裏を去来する情景や出来ごとを綴りあわせ、彼がすぐれた先輩たちと呼ぶ人々の姿や声、彼らにまつるエピソードを伝えている。ターナーの描く日没を思わせるオットリン・モレルの化粧、バスのなかから通行人に呼びかけるケインズ、ヴァージニアに嫉妬するレナード・ウルフの猿……不動産業者と見紛うマティス、等々……鮮やかなイメージとともに書き留められたそれぞれの場面には、記録としての価他もさることながら、ある梓物語的なオーラか漂う」(訳者あとかき)。
若者はヴァージニア・ウルフの甥にあたる著名な美術評論家であり、画期的な『ヴァージニア・ウルフ伝』や『ブルームズベリー・グループ』など、多くの著作を世に問うている。本書は、ブルームズベリー・グループの最後の生き残りとして、フォースターやストレイチー、アンソニー・ブラントなど、多くのすぐれた先輩たちの知れざる素顔を、穏やかなユーモアでもって描き出した回想記である。グループの歴史に関する貴重なドキュメントであると同時に、本書はブルームズベリー文学に彩りを添える魅力的なボルトレとなっている。