少年時代
文学シリーズ lettres
BOYHOOD-SCENES FROM PROVINCIAL LIFE

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 232頁 |
定価 | 2,860円 (本体:2,600円) |
ISBN | 978-4-622-04680-6 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 1999年8月3日 |
備考 | 現在品切 |

BOYHOOD-SCENES FROM PROVINCIAL LIFE
判型 | 四六判 |
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頁数 | 232頁 |
定価 | 2,860円 (本体:2,600円) |
ISBN | 978-4-622-04680-6 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 1999年8月3日 |
備考 | 現在品切 |
十三歳の少年。「なにかが変わっていく。四六時中、自分が戸惑っているような気がする。視線をどこにやればいいのか、両手はどうすればいいのか、体をどう構えればいいのか、顔にどんな表情を浮かべればいいのか、わからない。
だれもが自分を凝視し、採点し、自分が欲情しているのを見抜いている。甲羅から引っ張りだされた蟹のような気分だ。ピンクの、傷だらけの卑猥な蟹。」
嫌悪の対象としての父親、愛憎なかばする母親のもと、学校ではおとなしく家では暴君のようにふるまう「その子」の引き裂かれた感情に入り込み、五十年前の南アフリカの、暴力がひそむ日常生活を、今日の問題としてみごとに蘇らせたファン待望の自伝的物語。