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ヴァネッサ・ベル

VANESSA BELL


「あらゆる点で敏感でなければなりません――いかなる点でも機械的であってはなりません――芸術が下降に向かう時、技術が支配的になりやすいのです」(ヴァネッサ・ベル)。

「彼女はまったく独断的ではなかったが、自分の基準をけっしてゆるめることはなく、静かなためらいがちな声で、間違った価値観や不純な動機を明らかにしてみせたものである。私は彼女に傾倒していた。人から何か疑問に思われることをするよう求められると、〈ヴァネッサならどう言うだろう〉と考えるのが常だった」(ケネス・クラーク)。

これまでヴァネッサ・ベルは独立して取り上げられることが少なく、つねに妹のヴァージニア・ウルフとの関係で言及されてきた。しかし、彼女は今世紀のイギリス画壇をリードした第一級の画家であり、私生活においても稀れにみる困難な愛を貫いたユニークな女性である。また彼女はブルームズベリー・グループの中心に位置し、グループの発展と存続に多大な影響力を発揮した。ウルフ夫妻やケインズ、ストレイチー、ダンカン・グラント、ロジャー・フライなどとの親密な交友はこのグループの研究、さらには当時の文学・文化史を理解するうえでも不可欠のドキュメントである。

「ヴァネッサを魅力的な人物にしていたのは、美貌と女性的な魅惑と、いわば石のような個性と辛辣なユーモアとの不思議な結びつきである」(レナード・ウルフ)。

「欺かれた夫であるクライヴと、見捨てられた恋人である私をメンバーとして、不貞と互いの寛容のうえに成り立つ理想に近い家族」(ロジャー・フライ)。



著訳者略歴

フランセス・スポールディング
Frances Spalding

美術史家、美術評論家、伝記作家で、王立文学協会特別会員、王立美術専門学校名誉特別研究員でもある。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
宮田恭子
みやた・きょうこ

1934年、石川県に生まれる。東京大学教養学部教養学科イギリス分科を経て、1969年、大学院人文科学研究科比較文学比較文化課程を修了。元玉川大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ヴァネッサ・ベル」の画像:

ヴァネッサ・ベル

「ヴァネッサ・ベル」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/472頁
定価 8,800円(本体8,000円)
ISBN 4-622-04713-6 C1098
2000年1月25日発行

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