言葉の向こうから

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 304頁 |
定価 | 2,970円 (本体:2,700円) |
ISBN | 978-4-622-04714-8 |
Cコード | C0095 |
発行日 | 2000年10月5日 |
備考 | 現在品切 |

言葉の向こうから
判型 | 四六判 |
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頁数 | 304頁 |
定価 | 2,970円 (本体:2,700円) |
ISBN | 978-4-622-04714-8 |
Cコード | C0095 |
発行日 | 2000年10月5日 |
備考 | 現在品切 |
『詩のトポス』から7年、著者初めてのエッセイ集である本書において、文章と講演録は同じ比重を持っている。「詩、文学、絵、書などをテーマとしたもの、風景をめぐって書かれたものがある。万葉集やフランス文学や日本の現代詩についてふれたものがあり、自分自身の詩について語っているものがある。このエッセイ集のテーマを——これらの文をまとめさせたものをあえて言うなら、わたしなりの世界との出会いということになるだろうか」(あとがき)
ソニア・リキエル、デュブーシェ、デュパン、ジャコメッティ、ブラン・ヴァン・ヴェルデ、宮沢賢治、中原中也、有間皇子、世阿弥……。これらの固有名の向こう側から立ちのぼる匂い。やって来る光の息吹き。そうした世界との出会いを記す言葉は、ときに華やぎ、ときに口ごもる。けれども、見つめ、見つめ返されながら、高見順賞を受けた詩集『定本 闇』の詩人は、世界の分厚さのなかに分け入りつつ、その声にこたえようと試み、その軌跡がここにある。