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一日の終わりの詩集

[詩集]

著者
長田弘

「人生ということばが、切実なことばとして感受されるようになって思い知ったことは、瞬間でもない、永劫でもない、過去でもない、一日がひとの人生をきざむもっとも大切な時の単位だ、ということだった」

〈いつかはきっと/いつかはきっとと思いつづける/それがきみの冒した間違いだった/いつかはない/いつかはこない/いつかはなかった/人生は間違いである/ある晴れた日の夕まぐれ/不意にその思いに襲われて/薄闇のなかに立ちつくすまでの/途方もない時間が一人の人生である/ひとの一日はどんな時間でできているか?〉

つまるところ、詩とは過ぎゆく時間と対峙して、自らとことばを確保する営為ではなかろうか? この100年という長い一日の終わりを前にして、これまで素の自分をナマのかたちで表現すること少なかった詩人=長田弘が、はじめて、凛としていさぎよく、自らの〈人生の秋〉を詩った「私」詩篇。


目次


いま、ここに在ること
  人生の材料
  記憶
  深切
  愛する
  間違い
  言葉
  魂は
  経歴
  老年
  惜別
  微笑だけ
  哀歌
  自由に必要なものは
  空の下
  穏やかな日

マイ・オールドメン
  緑雨のふふん
  露伴先生いわく
  鴎外とサフラン
  二葉亭いわく
  頓首漱石

一日の終わりの詩
  午後の透明さについて
  朱鷺
  新聞を読む人
  意味と無意味
  Passing By

あとがき


著訳者略歴

長田弘
おさだ・ひろし

詩人。1939年福島市に生まれる。1963年早稲田大学第一文学部卒業。1971-2年北米アイオワ大学国際創作プログラム客員詩人。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

編集者からひとこと

もうじき終わろうとしている二十世紀、この百年という歳月も、ある意味では、長い一日であろう。 ...続きを読む »

この本の関連書


「一日の終わりの詩集」の画像:

一日の終わりの詩集

「一日の終わりの詩集」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/88頁
定価 1,944円(本体1,800円)
ISBN 4-622-04715-2 C0092
2000年9月8日発行

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