イェイツとの対話
出淵博著作集 1
判型 | A5判 |
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頁数 | 360頁 |
定価 | 8,800円 (本体:8,000円) |
ISBN | 978-4-622-04716-2 |
Cコード | C3398 |
発行日 | 2000年8月10日 |
備考 | 現在品切 |
判型 | A5判 |
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頁数 | 360頁 |
定価 | 8,800円 (本体:8,000円) |
ISBN | 978-4-622-04716-2 |
Cコード | C3398 |
発行日 | 2000年8月10日 |
備考 | 現在品切 |
著者はすぐれた英文学者であり、詩作品に関する精緻な解説、批評理論に対する該博な知見、また的確かつ流麗な翻訳において、知る人ぞ知る稀有な存在であった。残念ながら氏は思わぬ病を得て、積年の研鑽を集成・刊行する日を見ずに、1999年夏、亡き人となった。故人の遺志を汲み友人・子弟の協力を得て、その学者としての全貌を世に示すべく、ここに「著作集」全2巻を刊行する。
本巻はイェイツの詩作品の精緻な分析から『ひとつの幻想』のユニークな解読へ、またシェイクスピアやブレイク、ネルヴァル、マラルメとの関係などを明らかにする。
イェイツの《6ペンスの唄》/天使たちとの交わり——「超自然の唄」をめぐって/開かれた本——幻想小説としての『ひとつの幻想』/対応物の出会い——イェイツとジョイス/イェイツのシェイクスピア体験/ある誤読——イェイツのブレイク受容の一断面/彗星の擦れ違い——マラルメとイェイツ/ある自伝の余白に——イェイツとプルースト/終わりのないノストス——パウンドの『詩章』/モード・ゴン——もう一人のヘレーネ/批評家としてのイェイツ/他