……の反対は？

詩人が贈る絵本

OPPOSITES

文・絵: リチャード・ウィルバー

訳者: 長田弘

判型	B5変型
頁数	44頁
定価	1,760円（本体：1,600円）
ISBN	978-4-622-04722-3
Cコード	C8797
発行日	2000年9月8日
備考	現在品切

文学・エッセイ外国文学・詩

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「くたばっちまえ」の反対は?
「ガラクタ」の反対は?」
「顔をしかめる」の反対は?
「7月」の反対は?

簡単そうで、むつかしい。むつかしそうで、「なんだ、そうか」とおもわず笑ってしまう。「考える」って、こんなにおもしろいことだったのか。気がつかなかった。きまりきった考え方が、世の中のすべてではないんだ。ただしいこたえが、ひとつとは、かぎらない。この絵本を読んで、一日ひとつずつ「……の反対は?」と考えるだけで、いろいろなものが、いままでとちがって、ゆかいに感じられるようになるかもしれない。

では「ドーナツ」の反対は?
「ふたり」の反対は?
「反対」の反対は?

著訳者略歴

＊ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

リチャード・ウィルバー

Richard Wilbur

1921年、ニューヨークに生まれる。北米を代表する詩人の一人。ピューリツァー賞を2度受賞し、合衆国桂冠詩人もつとめた。数ある詩集のなかでも人気の高い『……の反対は？』は、詩人が4人の子どもたちと、しりとりやなぞなぞのように言葉のゲームを楽しんだ、ウィルバー家の夕食後の食卓から生まれた。

長田弘

おさだ・ひろし

詩人。1939年、福島市に生まれる。早大卒。詩集に『黙されたことば』『一日の終わりの詩集』（ともにみすず書房）『深呼吸の必要』『世界は一冊の本』（ともに晶文社）など。エッセーに『本という不思議』（みすず書房）『詩は友人を数える方法』（講談社文芸文庫）『子どもたちの日本』（講談社）など。