チェーホフ 短篇と手紙
大人の本棚

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 288頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-04823-7 |
Cコード | C1398 |
発行日 | 2002年1月7日 |
備考 | 現在品切 |

チェーホフ 短篇と手紙
判型 | 四六判 |
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頁数 | 288頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-04823-7 |
Cコード | C1398 |
発行日 | 2002年1月7日 |
備考 | 現在品切 |
「チェーホフを知っていますか」と問われた人はたいてい「もちろん知ってますよ」と、まるで侮辱されでもしたような口調で答える。「小説は?」「小説? あまり読んだことありませんね」
チェーホフ自身はみずからを短篇小説家と思い、そう自負していたにもかかわらず、読者は戯曲の方へ引き返す。なぜか?
その問いにいくらかでも答えようとして、本書は編まれた。
自分のうちの「奴隷の血」をしぼり出せ。自由な人間たれ。それがチェーホフのもっとも重要なメッセージであった。チェーホフは甘くはなく、苦いのである。
短篇作家である編者ならではの選択による「浮気な女」「ロスチャイルドのバイオリン」など10作に、チェーホフの本質を明かす手紙の抜粋を添えた一冊選集。