江戸俳諧にしひがし
大人の本棚

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 296頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-04830-5 |
Cコード | C1395 |
発行日 | 2002年7月10日 |
備考 | 現在品切 |

判型 | 四六判 |
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頁数 | 296頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-04830-5 |
Cコード | C1395 |
発行日 | 2002年7月10日 |
備考 | 現在品切 |
「江戸俳諧、と聞いて過去のものと思うのはやめよう。江戸俳諧は今日という時代を泳ぐのに、他に換えがたい同伴者となってくれるだろう。江戸俳諧という滑稽と繊細のシャワーを思いきり浴びてみたい」(飯島耕一「自序」)。
江戸の俳諧といえぱ、芭蕉に蕪村に一茶。こうした定番はもういい加減にしよう。江戸文芸の百花繚乱がこの三人にとどまるわけがない。
本書は、今日を代表する詩人と俳人が自らの眼識によって選んだ「江戸俳諧の華」を大人の一般読者に送りとどけるものである。
まず「にし」(飯島)からは、西鶴に上田秋成、太田南畝、平賀源内、朋誠堂喜三二などの意外な魅力をお伝えする。加藤による「ひがし」は深い造詣を存分に発揮して、其角や成美など、一癖ある俳人たちの真髄をじっくりと明らかにしてくれる。「風流の第一義に徹して諧謔を愛し……草庵あるいは市井に隠れた俳人たち」(加藤)への最高のオマージュ。
江戸俳諧にしひがし その一
自序
詩的行為としての評釈——安東次男と芭蕉
漫筆・江戸俳諧
俳諧師 西鶴
安永・天明期の文人たちと俳諧
無腸あれこれ
芭蕉の吐いた語、「頽廃空虚」——〈その一〉のあとがきに代えて
江戸俳諧にしひがし その二
隣人其角
わが友、江戸俳諧——〈その二〉跋