お山の大将
大人の本棚

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 280頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-04833-6 |
Cコード | C1395 |
発行日 | 2002年9月10日 |

判型 | 四六判 |
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頁数 | 280頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-04833-6 |
Cコード | C1395 |
発行日 | 2002年9月10日 |
「お山の大将は、鶏口よりも、無鳥の里のコウモリよりもずっと大らかで明るい。いつも青空をあおいでいるような感じである。みんなからなにがしかの敬意を受ける。これがいい気持ちでなければ人間でない。ときには言うことをきかない部下もいるだろうが、そこは大将らしく、あしらえばいい……類をもって集まり、互いにしのぎを削って競い合うようなことでは、生きがいはすくない。お山の大将、われひとり、そう思うとき、人生はたのしい」(「お山の大将」)。
人生、いかに生き、いかに老いるべきか? こうした大問題は座して黙考すべきではない——ゆったり散歩しながら、ふと浮かんだヒントをこっそり伝授するエッセイの粋。
根本実当先生
師の影/留学嫌い/ミロのヴィーナス/男の鷹揚さ/男のくせに
男の神話
強きもの、汝の名は男……されど/男は悪で、女は善である……されど/男は狩人、女は獲物という……されど/諺は男の神話の原点である……されど/見栄坊は女の修飾語なり……されど/小心翼々、これぞ男のことば……されど/気はやさしくて、チカラモチ……されど/“男は化粧せず”は昔の話……されど/家なき子たち
プロムナード
プラス・アルファ/球面思考/秘密/方法としての笑い/お山の大将/虚実皮膜/休日/ 「気」 の研究/悪いニュース/となり事情/馴れと痛み/叔父的/旅の恥/毒、毒を制す/ウソからマコト/「あと」
知の創造
着想/発酵/閑談
あとがき