みすず書房

きまぐれな読書

大人の本棚

現代イギリス文学の魅力

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 328頁
定価 2,640円 (本体:2,400円)
ISBN 978-4-622-04837-4
Cコード C1398
発行日 2003年4月23日
備考 在庫僅少
オンラインで購入
きまぐれな読書

ジョイスと古靴のエピソードやナイチンゲールの歌の変遷から自転車に乗る漱石、最後の文人プリチェットのみごとな書評芸へ、さらに『日の名残り』や『フロベールのおうむ』の本邦初紹介まで。

「ともかく、あまり気ばったり堅苦しく考えないで、もっと気軽に愉しんで、それこそきまぐれな大人の読書として現代イギリス文学を読んでいただきたいためのいわば手引きのようなものとして、少しでも本書が読まれるならうれしいかぎりである」(あとがき)。

目次

I 本のプロムナード
茶色の古靴とオペラ歌手
地下鉄の詩
地下鉄とモダニズム
ナイチンゲールの歌
イギリス人はなぜ動物が好きか
アジアに魅せられた英国女性
空豆の教訓
自転車に乗る漱石
接吻と裸体画
漱石のロンドン留学日記
野口米次郎と浮世絵
パウンドと日本
ローレンス・ビニヨンの評伝
ツーリズムと反ツーリズムの狭間で
旅行家と観光客

II イギリスの書評文化と書評家
イギリスの書評文化 1——最後の文人批評家プリチェット
イギリスの書評文化 2——TLSの九十年
二人の書評家——レイバンとプリチェット
書評家グレアム・グリーン
書評家エドマンド・ウィルソン

III 書評=エッセイから
旅行記が変わってきた
放浪者なのか、伝記作者なのか
過去は外国である
イギリス性を発明する
伝記批評の愉しさ
フロベールのおうむ
陰画都市ヴェニス
なぜいつもホークスムアの教会なのか
チャタトンの謎
分身の研究
ファッションが誘惑する
エリオットの手紙

あとがき