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外山滋比古著作集 5

日本の言葉


「本巻に収められた三冊の本が出た1970年代前半は戦後の新しい思想の時代が続いていた。ことばについての関心はほとんどないといってよかった。進歩主義は言語という、土着、伝統の世界を離れたところで、難解な外来の歌をうたっていたのである……外国を基準として日本の文化、社会を判定し、不足する部分、はみ出すところがあれば、非はすべてわが方にありとする素朴な拝外思想は、明治以来、一時的反動の期間をのぞいて、いつもわれわれの社会をしばりつづけてきたといってよい」(著作ノート)。

第5巻には、日本語論ブームに火を点じた画期的な三著作『日本語の論理』『日本語の個性』『日本語の感覚』を収める。日本語は、欧米の言語に認められるアリストテレス以来の線的構造――煉瓦による固い構造――とはちがって、もっと柔らかい豆腐のような、点的構造を特色としてもっている。この独創的な視点から、著者はきわめて刺激的な〈新・日本語論〉を展開している。


目次


 I 日本語の論理
日本語の論理/日本語と創造性/文章構成の原理/思考の組み立て/日本語の姿/言語と思考/島国考
 II 日本語の個性
まえがき/訳せぬ「であろう」/段落の感覚/終りよければ/部屋のうち・そと/中間話法/気になる「あなた」/五脚の椅子/移すということ
 III 日本語の感覚
聴聞の世界/話体について/活字ばかりが言論ではない/コトバと文章/翻訳文化の影/制服を着た思想/近代文化のマスク――印刷/未知を読む/「私」の方法/ざる耳
 著作ノート


著訳者略歴

外山滋比古
とやま・しげひこ

1923年愛知県に生まれる。1947年東京文理科大学英文科卒業。同大学特別研究生修了。1951年「英語青年」編集長。ついで「英語文学世界」「月刊ことば」を創刊、編集。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「日本の言葉」の画像:

日本の言葉

「日本の言葉」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/344頁
定価 3,300円(本体3,000円)
ISBN 4-622-04855-8 C1395
2002年1月18日発行

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