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彼自身によるロラン・バルト【新装版】<品切>

ROLAND BARTHES PAR LUI-MEME


「自己という想像物をめぐる真剣な多重構造の遊び、言語活動あるいはことばづかいという奇怪な(しかし私たちにとっては唯一の)思考=表現の媒体をめぐる、楽しみと苦しみ、そして……。ともかく、バルトのあまりにも繊細な論理については、本文の断章を読んでいただくほかはない。世間ではとかく両立しない反対の特性となりかねない繊細さと論理性というふたつの感受性を、パルトほど極端に一身にそなえ、それゆえに並はずれた快楽と苦痛を感じないではいられない思考者を、私はほかに知らない。

本書の、かならずしも厳密ではないアルファベットの順に配列された断章を読みとおすことによって、あらためて、バルトのほかの著作が理解される、ということもある。その意味では、この本は彼の全著作に対する注である。ところが、ほかの著作群を参照することによって本書の断章が理解される、ということもある。とすれば、彼の他の本すべてがこの『ロラン・パルト』への注であるとも言える。しかも本書は単独に読まれてよい独立した書物である。独立した、ひとつの《人物像》へのかぎりない分析、自分という人物像を解体しようとしている人物像の書、ほとんど小説、である」(訳者)

本書は、名高い《永遠の作家》シリーズの一冊として刊行された。本書は既刊の諸著とはちがって、自分自身を対象にした評論ないし評伝ということで、知的世界ににぎやかな話題を提供し、バルト世界への関心をさらに高めた。幼年期の写真から現在のエッセーに至る、刺戟的な文章はバルトの「詩と真実」を明らかにしてくれる。



著訳者略歴

ロラン・バルト
Roland Barthes

1915年フランスのシュルプールに生れ、幼年時代をスベイン国境に近いバイヨンヌに過ごす。パリ大学で古代ギリシア文学を学び、学生の古代劇グループを組織。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
佐藤信夫
さとう・のぶお

1932年東京に生れる。東京大学文学部哲学科卒業。元国学院大学教授。1993年歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「彼自身によるロラン・バルト【新装版】」の画像:

彼自身によるロラン・バルト【新装版】

「彼自身によるロラン・バルト【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/328頁
定価 3,996円(本体3,700円)
ISBN 4-622-04906-6 C1098
1997年6月6日発行
<ただいま品切です>