熊本バンド研究【新装版】
日本プロテスタンティズムの一源流と展開

判型 | A5判 |
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頁数 | 670頁 |
定価 | 11,000円 (本体:10,000円) |
ISBN | 978-4-622-04910-4 |
Cコード | C3031 |
発行日 | 1997年9月24日 |
備考 | 現在品切 |

判型 | A5判 |
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頁数 | 670頁 |
定価 | 11,000円 (本体:10,000円) |
ISBN | 978-4-622-04910-4 |
Cコード | C3031 |
発行日 | 1997年9月24日 |
備考 | 現在品切 |
自由民権運動がようやく下火になりやがて来るべき社会主義運動の台頭までの、明治20年代における日本思想史のブランクをになったのが、世に札幌バンド・横浜バンドとともに熊本バンドと呼ばれる一群のキリスト者たちであった。海老名弾正・徳富蘇峰・小崎弘道ら多くの人びとがこの熊本バンドよりキリスト教による社会の啓発を叫んで輩出した。その各分野にわたる精力的な活動と業績は、明治以降の思想史・宗教史・教育史に逸することのできないものである。同志社も、熊本バンドの成員たちが新島襄とともにその基礎を築いたのであった。
本書は、この熊本バンドとその成員について、同志社の精鋭学究がおこなった詳細な研究の成果であり、キリスト教の一源流と展開を近代史の歩みのなかに掘り起こし位置づけたものである。近代史の構造を深部から把握理解する上に不可欠の寄与となろう。