「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



アシジの貧者【新装版】<品切>

LE PAUVRE D’ASSISE


長篇詩『オデュッセイア』や映画『その男ゾルバ』の作者、《現代のホメロス》といわれる著者が、アシジのフランチェスコの一生を描く。

ギリシャ軍事政権に故国を追われた著者は、本書の成立について次のように語った。

「不安をかもし出し、おそろしいと感じられる書物を私は書いている。というのは、人類が破局に向っており、世界は虚無の縁に立たされていることを、繰り返し言わねばならないからだ。……私の書物は決定的な日を引き延そうとして書かれているのだ。聖フランチェスコの生涯を書いたのは、われわれの世界にとって、聖者でもある英雄が必要だからだ。

それに、私にとって聖フランチェスコはとりわけ親愛な存在だ。彼は二度も私の生命を救ってくれた。一度は〔ナチの〕占領下に餓死しそうだったとき、二度目は眼の膿瘍で死にかかったとき……」

個人の運命と時代の宿命が重なりあって、現代の苦悩をそのままに凝集し、もっとも深くわれわれの時代の批判を試みながら、その昇華の方向を指し示す作品といえよう。



著訳者略歴

ニコス・カザンツァキ
Nlkos Kazantzaki

1883年クレタ島のイラクリオンに生れる。反トルコ解放戦争の下に少年期を送り、アテネ大学で法律を学ぶ。1907年からヨーロッパ各地を巡り、パリでベルグソンを聴講して大きな影響をうけ、ニーチェにも関心をよせる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
清水茂
しみず・しげる

1932年東京に生れる。1956年早稲田大学文学部仏文科卒業。現在早稲田大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「アシジの貧者【新装版】」の画像:

アシジの貧者【新装版】

「アシジの貧者【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/360頁
定価 3,240円(本体3,000円)
ISBN 4-622-04916-3 C0023
1997年10月9日発行
<ただいま品切です>