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大衆国家と独裁【新装版】<品切>

恒久の革命

PERMANENT REVOLUTION

The Total State in a World at War

著者
シグマンド・ノイマン
訳者
岩永健吉郎
訳者
岡義達
訳者
高木誠

著者は1902年ドイツのライプツィヒに生まれた。俊敏な社会科学の業績『プロシア保守主義の諸段階』(1930)『ドイツ政党論』(1932)で知られたが、ナチスの権力掌握とともに外国に去る。1942年アメリカで出版した本書は、ナチを一典型とする全体主義支配の社会構造の分析と記述をこころみたものである。刊行と同時に古典としての声名を得、現在なお高い評価を受けている。それは本書の主題が全体主義の一つの「理想型」の提示として理解され、いかに時代が変ろうとも、現実分析における制度と勢力の秤量と把握に有益であるからである。著者はまた、ドイツのアカデミズムの最良の伝統である社会科学と思想史の関連をみずから体現しているので、変貌する世界の現代史の叙述としても、比類のないレベル。に達している。
本書の邦訳は、著者と丸山真男教授との相互の深い敬愛に機縁を持つ。この独創的な学者また偉大な教育者であった人は1962年に世を去った。しかし著作は朽ちず深い感銘と影響を残しつづけるであろう。

[1960年1月15日初版発行]


目次


日本の読者に寄せる序
序章
謝辞

第1章 現代独裁制の特質
歴史的背景/現代独裁制の起源、三つの例/現代独裁の諸類型
第2章 指導者
比較と対照=制度の象徴/独裁=個人支配
第3章 運動幹部
No・2マン=その性格と類型/エリートの複合的構造/リーダーシップの訓練と継承
第4章 無形の大衆
大衆の反逆/産業革命の衝撃/ファシズムの社会的基盤/大衆の非合理性
第5章 一党国家
民主的政党制の崩壊/全体主義政党の性格/人と組織/その発展段階
第6章 大衆の統制=制度的手段
基礎的諸原則/官僚制=三つの型/兵営国家の経済/独裁と軍隊/独裁と教会/独裁と家族制/政治教育/政治的武器としてのテロ
第7章 大衆の統制=世論と宣伝
宣伝に関する誤解/宣伝の対象/全体主義的支配のテクニック/象徴と大衆操作
第8章 恒久の戦乱とその衝撃
全体主義の基盤/ドイツにおける世代の相剋/ファシスト・イタリアとソヴェト・ロシアの場合/西欧デモクラシーと戦争の衝撃
第9章 国際政治における独裁
全体戦争への途/征服の政略と戦略/デモクラシーに対する挑戦

訳者あとがき


著訳者略歴

シグマンド・ノイマン
Sigmund Neumann

1904年5月1日、ドイツのライブツィッヒに生まる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
岩永健吉郎
いわなが・けんきちろう

1918年生。東京大学法学部卒業。現在東京大学名誉教授。著書『西欧の政治社会』『戦後日本の政党と外交』(東京大学出版会)。訳書 トクヴィル『アメリカにおけるデモクラシー』(共訳、研究社)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
岡義達
おか・よしさと

1921年生。東京大学法学部卒業。現在東京大学名誉教授。著書『政治』(岩波新書)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
高木誠
たかぎ・まこと

この本の関連書


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大衆国家と独裁【新装版】

「大衆国家と独裁【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/312頁
定価 3,850円(本体3,500円)
ISBN 4-622-04931-7 C1031
1998年6月2日発行
<ただいま品切です>