マリア・カラス【新装版】
ひとりの女の生涯
CALLAS, UNE VIE

| 判型 | 四六判 | 
|---|---|
| 頁数 | 432頁 | 
| 定価 | 4,180円 (本体:3,800円) | 
| ISBN | 978-4-622-04933-3 | 
| Cコード | C1098 | 
| 発行日 | 2000年1月25日 | 
| 備考 | 現在品切 | 

CALLAS, UNE VIE

| 判型 | 四六判 | 
|---|---|
| 頁数 | 432頁 | 
| 定価 | 4,180円 (本体:3,800円) | 
| ISBN | 978-4-622-04933-3 | 
| Cコード | C1098 | 
| 発行日 | 2000年1月25日 | 
| 備考 | 現在品切 | 

1947年イタリアのフェニーチェ座で『トゥーランドット』他の上演でデビューを飾ってから、1965年ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場の舞台までの17年間がマリア・カラスの全盛時代だった。彼女の一挙手一投足はつねにマスコミの称賛と非難を呼び、時に「牝虎」「気紛れなプリマドンナ」と言われながらも、成功への階段を登りつめる。
だが、その遍歴のなかにこそ栄光の輝きと共に苦悶の呻吟があったのである。夫でありマネージャーだったメネギーニとの二人三脚と突然の離婚、海運王オナシスとの恋は世間の注視を浴びることになった。しかし、あのカラスが彼女をとりまく男たちの奴隷となり、称賛をえ、それを持続させていくための代償として、己れの身をけずり命を縮めるひとりの孤独な女としての姿は、本書に初めて明らかにされるものである。
オペラをオペラとして蘇らせ、聴衆を夢と発見と熱狂の渦に巻きこんだ、今世紀の最も魅力的な舞台女優の知られざる素顔・情熱・ドラマがここにある。
[1984年12月20日初版発行]