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第三の意味【新装版】<品切>

映像と演劇と音楽と

L’OBVIE ET L’OBTUS


「第三の意味」とは? そこには《第三の男》のような曖昧さがあり、深い謎につつまれている。おそらく意味論の学者たちその客観性を疑うかもしれない。しかしこれは〈読む冒険〉によって発見される新しい地平なのだ。表層のテクストやフィルムの下に潜むもう一つ別のそれを指すのである。それは水平的なストーリーを中断させ、言語活動の法則を打ちくだくカーニヴァル(バフチン)、またテクストの面をつきくずす〈垂直の力〉(クリステヴァ)である。
著者は『イワン雷帝』や『戦艦ポチョムキン』のフォトグラム(スティル写真)を吟味し、この「第三の意味」を探り出す。精細な注視とシャープな分析はバルト読者にとって魅力に充ちたものである。本書にはそのほか、写真・映画・演劇・音楽に関する15篇を収め、これらの文章は60年代から70年代の全期にわたっている。バルトにとっては〈記号学〉から〈テクスト性・道徳性〉への転位の時代であった。本書所収のエッセーはバルトの内面的進化を具体的に跡づける貴重な道標である。


目次


写真のメッセージ
映像の修辞学

映画における意味作用の問題
映画における“外傷的単位”
第三の意味
映画館から出て

ギリシャ演劇
ディドロ、ブレヒト、エイゼンシュテイン

聴くこと
ムシカ・プラクティカ
声のきめ
音楽、声、言語
ロマン派の歌
シューマンを愛する
ラッシュ

原註
訳註
訳者あとがき


著訳者略歴

ロラン・バルト
Roland Barthes

1915年フランスのシェルブールに生まれ、幼年時代をスペイン国境に近いバイヨンヌに過す。パリ大学で古代ギリシア文学を学び、学生の古代劇グループを組織。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
沢崎浩平
さわさき・こうへい

1933年東京に生まれる。1957年東京大学文学部仏文学科卒業。1966年東京都立大学大学院博士課程修了。東京都立大学人文学部教授。1988年歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「第三の意味【新装版】」の画像:

第三の意味【新装版】

「第三の意味【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/304頁
定価 3,564円(本体3,300円)
ISBN 4-622-04956-2 C1098
1998年10月20日発行
<ただいま品切です>