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新=批評的エッセー【新装版】

構造からテクストへ

NOUVEAUX ESSAIS CRITIQUES


ラ・ロシュフーコー、百科全書、プルースト、フロベールなど、古典的な作家と書物を扱ったこれらのエッセーは1961-71年にかけて執筆されたが、この10年間にバトは、『記号学の原理』、『S/Z』、『サド、フーリエ、ロヨラ』などの主要著作を発表している。たえず転位する刺戟的な批評家であるバルトの、この間の文学的軌跡が本書のエッセーには集約・反映されている。それは、バルト的批評における新たな方向、「批評のディスクール」から「読書としてのエクリチュール」へ、「構造分析」から「テクスト分析」への進化である。バルトにおける、かかる批評的転位は、テクスト分析の一種の「方法序説」ともいうべき傑作「どこから始めるべきか?」にはっきりと表われている。これはまた、まことに卓れて魅力的な「読書」への招待状でもある。
「つまり問題はテクストの〈説明〉や、ある〈実証的成果〉(作品の真実となるような最終的記号内容、または作品の限定)ではなく、反対に分析(または分析に似たもの)を通して記号表現の戯れに、エクリチュールに加わることであり、ひとことで言えば、自分の作業によってテクストの複数性を実現することなのである。」(R・バルト)


目次


ラ・ロシェフーコー『格言集』
『百科全集』の図版
シャトーブリアン『ランセの生涯』
プルーストと名前
フロベールと文
どこから始めるべきか?
フロマンタン『ドミニック』
ピエール・ロチ『アジヤデ』

原註
訳註
訳者あとがき


著訳者略歴

ロラン・バルト
Roland Barthes

1915年フランスのシェルブールに生まれ、幼年時代をスペイン国境に近いバイヨンヌに過す。パリ大学で古代ギリシア文学を学び、学生の古代劇グループを組織。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
花輪光
はなわ・ひかる

1932年山梨県に生れる。1955年東京教育大学文学部仏文科卒業。1959年同大学大学院博士課程中退。元筑波大学文芸・言語学系教授。1999年歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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新=批評的エッセー【新装版】

「新=批評的エッセー【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/216頁
定価 3,132円(本体2,900円)
ISBN 4-622-04967-8 C1098
1999年11月19日発行

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