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生きる権利と死ぬ権利【新装版】<品切>

LE DROIT DE VIVRE ET LE DROIT DE MOURIR


脳死と〈人間の尊厳〉の問題は、もっとも現代的な問いである。

著者は1929年生まれのフランスの著名な弁護士で、多くの政治家・文化人の顧問弁護士として、現代生物学の発展が作り出した新しいモラルと法について多くの経験を重ねてきた。体験と知恵、良識と展望の結晶といえよう。

いままでの生死についての常識が新しい検討のテーマとなり、「生きる権利」と「死ぬ権利」は別々のものではなく、深くつながっている。またかつての《生きることの尊重》というモラルも単純なものではなくなった。

なぜなら、生命と健康の防衛の巨大な成功がもたらした一局面として、脳死または植物状態の生命の維持について、それが成功と呼ぶに値するかどうか? あるいは胎内児の段階で、先天的に欠陥を持つことが予見しうる場合、分娩の是非についてどう判断したらよいのか? また、回復不能の外的傷害を受けたさいに、万全の犠牲を払うべきかどうか? 治療技術の進歩は天文学的な数字の治療費を要するが、この受益者を人はどうして選択できるだろうか?

訳者(前東大附属病院長)は本書の鋭い知見に魅惑され、日本の人びとにぜひ読んでいただきたいと発願して十年の年月を経た。ここにようやく公刊の運びとなったのである。



著訳者略歴

フランソワ・サルダ
Francois Sarda

1929年11月13日、フランス南境スペイン国境に近いペルピニアン(Perpignan)に生れる。1952年、パリ大学卒業。学生の頃、フランス・カトリック学生連盟長などを務め、弁護士試補の時代にも優等生であった。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
森岡恭彦
もりおか・やすひこ

1930年東京に生まれる。1955年東京大学医学部卒業。1956年同大学医学部第一外科教室に入局。1960年同大学大学院修了。1966~1967年フランス政府給費技術留学生としてパリ大学出張。1972年自治医科大学外科教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「生きる権利と死ぬ権利【新装版】」の画像:

生きる権利と死ぬ権利【新装版】

「生きる権利と死ぬ権利【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/360頁
定価 3,520円(本体3,200円)
ISBN 4-622-04975-9 C0010
2000年6月5日発行
<ただいま品切です>