古代殷帝国【新装版】

判型 | B6判 |
---|---|
頁数 | 368頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-04997-5 |
Cコード | C1022 |
発行日 | 2001年6月5日 |
備考 | 現在品切 |

古代殷帝国【新装版】
判型 | B6判 |
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頁数 | 368頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-04997-5 |
Cコード | C1022 |
発行日 | 2001年6月5日 |
備考 | 現在品切 |
3000年前に滅びた中国古代の殷王朝が、伝説のかなたからよみがえった。これはシュリーマンのトロイア発掘にも匹敵する、20世紀最大の考古学的発見をめぐる物語である。
永い闇にとざされ、中国大陸の大地に埋もれていた殷帝国の都、王侯の大墓、美しい青銅器、亀甲と獣骨に刻まれた文字が、3000年の時を隔てふたたび陽光の下、地上に姿をあらわした。王国維・羅振玉ら、そしてその後を継ぐ学者たちが、この謎に挑む。それは、司馬遷の『史記』の叙述が真実であることを証明する感動にみちた瞬間であった。
アジア考古学のルネサンスともいうべきその学問的成果は、古代人の文化と社会、生活と感情を生き生きと再現し、人類の古代史に画期的な光を投げかけた。学術的にも高い内容を、これほど魅力的に語りえ書は、類少い奇蹟のひとつであろう。