ギリシアの泉
みすずライブラリー 第2期
LA SOURCE GRECQUE

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 290頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-05027-8 |
Cコード | C1310 |
発行日 | 1998年9月22日 |
備考 | 現在品切 |

LA SOURCE GRECQUE
判型 | 四六判 |
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頁数 | 290頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-05027-8 |
Cコード | C1310 |
発行日 | 1998年9月22日 |
備考 | 現在品切 |
古代ギリシアに関するヴェーユの論文と断片を集めた。ホメロスやソフォクレスなど古代ギリシアの詩篇は、ヴェーユの思索の底に流れる水脈の一つであり、その思想のギリシア的源泉ともいえるものであった。ヴェーユはこれらの詩篇に、勝者であれ敗者であれ、人間であれば等しく運命によって分け与えられる悲惨と、その悲惨の中にちりばめられた勇気や愛の強さを見出した。
「ギリシア文明はことごとく、人間の悲惨と神の完全性とのあいだに架け橋を築く試みである」。プラトンの思想のうちに、キリスト教的神秘主義との完全な一致を見ることができるとする「プラトンにおける神」は、本書の圧巻であろう。