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みすずライブラリー 第2期

回想のドストエフスキー 1


1866年10月4日11時30分、ペテルブルグ。速記者アンナ・グリゴーリエヴナは、ドストエフスキーのもとを訪れた。期限の限られた仕事を至急完成させるために呼ばれたのだった。
「速記をはじめてもうだいぶになりますか」「まだ半年です」。二人の最初の会話は、ごく平凡な形で始まった。ドストエフスキーは「中くらいの背丈で、非常に姿勢がよかった。……顔は、青白く、病的で、わたしにはもうすっかりなじみのような気がした」
翌年、二人は結婚した。原稿執筆に絶えず追われ、莫大な借金と病気をかかえるドストエフスキーは45歳、再婚、新婦アンナは20歳になったばかりだった。
深い愛情をこめて書かれた本書は、巨大で複雑な作家の実生活を知るうえで最良の記録であり、ドストエフスキー理解のための第一級の基本資料でもある。改訂新訳。全2冊。


目次


まえがき

一 子どものころと娘時代
1誕生/2教育/3「見合い」の経験!/4修道院入りの願い

二 ドストエフスキーとの出会い、結婚
1 知りあうまで/2 出会い/3 重苦しい印象/4 追いつめられた仕事/5 「賭博者」の口述筆記 1/6 「賭博者」の口述筆記 2/7 「賭博者」の完成/8 はじめての来訪/9 二度目の来訪/10 恋の告白/11 婚約/12 婚約の知らせ/13 幸福な婚約時代 1/14 幸福な婚約時代 2/15 「罪と罰」の完結/16 生活の設計 1/17 生活の設計 2/18 結婚式

三 初期の家庭生活、蜜月
1 「小説家の結婚」/2 最初の大きな苦痛/3 家庭のなかの敵/4 救い/5 モスクワへの旅/6 弟を訪問/7 モスクワの印象/8 外国への出立

四 外国放浪
1 はじめての夫婦喧嘩/2 ドレスデン/3 ふたりの議論/4 賭博者ドストエフスキー/5 ソーニャの誕生と死/6 ジュネーヴを去る/7 イタリアへ/8 リューボチカの誕生/9 外国生活の結び


ドストエフスキー略年譜


著訳者略歴

アンナ・グリゴーリエヴナ・ドストエフスカヤ
Anna Grigor’evna Dostoevskaia

作家フョードル・ドストエフスキーの二番目の妻。旧姓スニートキナ。1867年2月15日にドストエフスキーと結婚。25歳の年齢差があった。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
松下裕
まつした・ゆたか

1930年、朝鮮鎮南浦府に生まれる。早稲田大学ロシア文学科卒業。著書『チェーホフの光と影』(1997、筑摩書房)ほか。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「回想のドストエフスキー 1」の画像:

回想のドストエフスキー 1

「回想のドストエフスキー 1」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/256頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 4-622-05043-9 C1398
1999年9月10日発行

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