機械と神
みすずライブラリー 第2期
生態学的危機の歴史的根源
MACHINA EX DEO

| 判型 | 四六判 |
|---|---|
| 頁数 | 200頁 |
| 定価 | 1,980円 (本体:1,800円) |
| ISBN | 978-4-622-05049-0 |
| Cコード | C1340 |
| 発行日 | 1999年12月10日 |
| 備考 | 現在品切 |

機械と神
MACHINA EX DEO

| 判型 | 四六判 |
|---|---|
| 頁数 | 200頁 |
| 定価 | 1,980円 (本体:1,800円) |
| ISBN | 978-4-622-05049-0 |
| Cコード | C1340 |
| 発行日 | 1999年12月10日 |
| 備考 | 現在品切 |

地球的規模で起きている、環境破壊。この生態学的な人類存続に対する危機は、科学や技術の無制限な研究・開発によってもたらされた。われわれはこの危機を、科学や技術を規制することによって回避できるのだろうか?
著者はこの動向は、キリスト教的な世界観によって宿命づけられていると主張する。人間中心の自然観、創造説に見られる無限の進歩を目指す目的論、中世の修道士によってはぐくまれた機械や動力尊重の思想などが根源にあると考えるのである。このように西欧文化に内在する自己矛盾を捉えた本書は、人間と自然のあり方を考える上で、最良の導きの書となろう。