青ひげの城にて
みすずライブラリー 第2期
文化の再定義への覚書
IN BLUEBEARD’S CASTLE

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 176頁 |
定価 | 2,200円 (本体:2,000円) |
ISBN | 978-4-622-05053-7 |
Cコード | C1398 |
発行日 | 2000年3月10日 |
備考 | 現在品切 |

IN BLUEBEARD’S CASTLE
判型 | 四六判 |
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頁数 | 176頁 |
定価 | 2,200円 (本体:2,000円) |
ISBN | 978-4-622-05053-7 |
Cコード | C1398 |
発行日 | 2000年3月10日 |
備考 | 現在品切 |
『脱領域の知性』『バベルの後に』で知られる批評家スタイナー。彼は1929年オーストリア系ユダヤ人としてパリに生まれ、ドイツ軍のパリ占領前にアメリカヘ逃れた。このようにナチスのユダヤ人虐殺を生きのびたことが、批評の原点となっている。本書においても、エリオットの『文化の定義への覚書』への批判を端緒にして、キリスト教社会におけるユダヤ人について考察し、バルトークのオペラ「青ひげ公の城」になぞらえて、西欧文化の進歩の公理に疑念を提示する。
哲学、文学、音楽、自然科学など、豊富なヨーロッパ文化への知識に裏付けられた洞察は、見事な文明批評たりえている。