みすず書房

数学における発明の心理【新装版】

THE PSYCHOLOGY OF INVENTION IN THE MATHEMATICAL FIELD

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 200頁
定価 2,860円 (本体:2,600円)
ISBN 978-4-622-05138-1
Cコード C1041
発行日 2002年8月20日
備考 現在品切
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数学における発明の心理【新装版】

ある幸福な朝、光がさすように突然のインスピレーションが浮かんで、科学上の、あるいは芸術的な発明が成し遂げられ耳にする数々の劇的なエピソード、しかし発明者の内部ではどんな精神活動が進行したのか?
大発明—大発見も偶然のたまものか。休息や忘却が着想をもたらすという仮説ほしいか。無意識と意識それぞれの役割。言語や視覚的イメージの介在。論理対直観。問題は次々と提示され、著者自身の鋭い内省と、パスカル、デカルト、ガロア等々大家たちについての豊富な引例により、創造の秘められたプロセスがあかされていく。モーツァルトやポール・バレリーも登場し、またアインシュタインは、著者のアンケート調査に対し実に詳細な回答を寄せている。
アダマールはフランスの著名な数学者である。彼の印象を、サイバネティックスの創始者ウィーナーはこう語った。「彼は学生のことを真剣に考え、常に彼らと接触する。彼は学生を向上させることを自分の仕事の重要な一部と考えており、彼の個人的な影響力によって現在のフランス数学者たちは、年長者と青年とを隔てる伝統的な垣根を打破するに至っている。」

目次


はじめに
I 概説
II 無意識についての検討
III 無意識と発見
IV 準備段階。論理と偶然
V その後の意見的作業
VI 総合による発見。記号の助け
VII 多様な数学的精神
VIII 直観の逆説的事例
IX 研究の全般的方向
あとがき

付録I
付録II
付録III


訳者のことば