アメリカの61の風景
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 280頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-07100-6 |
Cコード | C0095 |
発行日 | 2004年7月9日 |
備考 | 現在品切 |
判型 | 四六判 |
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頁数 | 280頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-07100-6 |
Cコード | C0095 |
発行日 | 2004年7月9日 |
備考 | 現在品切 |
「永井荷風の『あめりか物語』からほぼ百年をへたいま、新たに、二十一世紀への「私のあめりか物語」は可能だろうか。『アメリカの61の風景』は、この二十年あまり北米大陸をじぶんで運転して車で走り、一州をのこしてぜんぶの州を走って、ほぼ十万マイルにおよんだ旅にもとづいている。(……)
ヘンリー・ジェイムズは旅について、「じぶん自身の感覚の掟にしたがうことだ」と言った。「どんな感じだい、じぶん自身だけということは」と、ボブ・ディランはうたった。そのとおり、ランド・マクナリー社の地図のみを道づれとして、旅し、旅をつづけて、そのような旅の先に見えてきたものとして印しておきたかったのは、アメリカのなかにあるヴァニシング・ポイント(消尽点)だった。」(あとがき)
名著『詩は友人を数える方法』の詩人がふたたび、風景のひろがりのなかで言葉を得つつ、そこからしか見えないアメリカを深く考える、極上のロード・エッセー。
01 ミシシッピ源流
02 アパラチアの森の木
03 ピース・ツリーの下で
04 激しい雨をぬけて
05 メインの森の道
06 ボストンの街の絵本
07 ヴァーモントのメイプル・シロップ
08 日々を称えた人
09 フクロウとヘラルド・トリビューン
10 ある日ウォールデン・ポンドで
11 ゴールデン・ルール
12 まもるに値する99のもの
13 クーニーの三冊の絵本
14 ニューヨークの本屋の猫
15 イーヨーズという本屋があった
16 ベーグルの穴の謎
17 パレス劇場のローレン・バコール
18 ストレート、リヴィングネス
19 早春のレクイエム
20 メトロポリタンのレンブラント
21 アズベリー・パークという町
22 デルマーヴァ半島
23 アウターバンクスの夏
24 ルイジアナの孤独な木
25 ハバナまで何マイル?
26 キーウェストのモーツァルト
27 ボールパークへゆこう
28 ハックスリーという名の猫
29 「戦争」という名の町
30 ブラック・マウンテンの宿
31 殺された男の物語
32 ゲイルズバーグの人
33 トム・ソーヤーの塀
34 「ひとが悲劇とよぶものは」
35 パトリシアのこと
36 マディソン郡の橋と男と林檎
37 緑の野、オハイオの雨
38 オハイオのユートピア
39 メリー・メリー・ゴー・ラウンド
40 カントリー・ハムをどうぞ
41 テネシー、テネシー、テネシー
42 右は困難、左は挫折
43 フラナリー・オコナーと朱い湖
44 門の向こう側
45 あの向こうのほう
46 グレイト・プレインズ序章
47 カンザス詩篇
48 世界でいちばん大きな(手掘り)井戸
49 いつかノー・マンズ・ランドで
50 ロングホーン・カフェのために
51 スウィート・ミュージック・マンの死
52 O・ヘンリーとローンスター
53 ブエナス・タルデス
54 わずか一千マイルの人生
55 ナヴァホの心の秤
56 詩すなわち肖像
57 ステファニーの事件
58 ホワイト・サンズの夕闇
59 「路上」の国へ
60 ホイットマンのワルツ
61 希望はどこにあるか
参照書目
あとがき