ポピュラー音楽をつくる
ミュージシャン・創造性・制度
MAKING POPULAR MUSICS
![](/fileadmin/res/cover/07/07102_1.jpg)
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 496頁 |
定価 | 4,180円 (本体:3,800円) |
ISBN | 978-4-622-07102-0 |
Cコード | C0073 |
発行日 | 2004年11月25日 |
備考 | 現在品切 |
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MAKING POPULAR MUSICS
判型 | 四六判 |
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頁数 | 496頁 |
定価 | 4,180円 (本体:3,800円) |
ISBN | 978-4-622-07102-0 |
Cコード | C0073 |
発行日 | 2004年11月25日 |
備考 | 現在品切 |
本書は、ポピュラー音楽のさまざまな美学や、スタイルの変遷を緻密に分析し、音楽産業やミュージシャンの創造現場の考察、聴き手の社会学的分析等を通じて、ポップ・ミュージックにおける創造性を追究した意欲的な試みである。剽窃とのぎりぎりの境界で成立するポップの創造現場に踏み込んだ論考は、研究・分析する立場の人にも、愛好者にも、そして、この産業にかかわる人びとにも深い関心を呼ぶものとなっている。
「ポピュラー音楽研究の問題点のひとつは、社会学者と〈音楽そのもの〉を分析する音楽学者のあいだの深淵である。両者のあいだの橋渡しをするためには、音楽学を厳密なやり方で学んで来なかった研究者にも、必要に応じて利用可能な、中間的な分析手法を早急に見いだす必要がある。本書のなかの音楽分析は、創造性の問題を解体するという役割を超え、音楽学者以外による音楽分析の方法論的な試みのひとつとしても意味を持つのかもしれない……」(「日本語版への序文」より)
ともすれば無批判に参照点とされるロックの時代を、特異な数十年と見なし、1930年代のスウィング・ジャズと現在のクラブ・シーンに通底する〈踊る身体〉に着目するなど、さまざまな斬新な視点が提出されている。ポップの新しい世紀を眺望する音楽社会学の最前線。いま、音楽創造を考えるうえでの重要な思考の集積となっている。