エドマンド・ウィルソン批評集 2
文学

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 344頁 |
定価 | 3,960円 (本体:3,600円) |
ISBN | 978-4-622-07141-9 |
Cコード | C1098 |
発行日 | 2005年9月16日 |
備考 | 現在品切 |

判型 | 四六判 |
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頁数 | 344頁 |
定価 | 3,960円 (本体:3,600円) |
ISBN | 978-4-622-07141-9 |
Cコード | C1098 |
発行日 | 2005年9月16日 |
備考 | 現在品切 |
「エドマンド・ウィルソン(1895-1972)について考える時、われわれは何よりもまずこの批評家の馬力に圧倒される。いや、むしろ、それは怪力と呼ぶにふさわしい。彼は信じ難い量の読書をこなし、世界の文学について該博な知識を持っていた。しかも、ジェイムズやディケンズを論じるとなったら、彼らの膨大な作品をくまなく読み、伝記的資料を渉猟し、それらをすべて頭の中に蓄えた後きれいに整理して、作家の全体像を見事に提示することができた」(佐々木徹「編・訳者あとがき」より)。
死の床に至るまでペンを手放さなかった不撓不屈のジャーナリスト、ヨーロッパのあらゆる言葉に通じ、文学の中に「人間」のかけがえのない生の姿を見出したウィルソン。ジェイムズの〈曖昧性〉、フローベールの〈政治〉、ディケンズの〈傷〉……。思いもかけなかったテーマのもとで、作家たちの生涯とその文学的な営為が一つに重なり合う。ここには、いまだかつて誰も見たことがなかったような豊穣な世界文学が存在している。社会・文明について縦横に論じた『批評集1』に引き続き、ウィルソンの本領とでもいうべき世界文学論を一冊に集成。