テロルを考える
イスラム主義と批判理論
THINKIG PAST TERROR

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 192頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-07147-1 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2005年7月15日 |
備考 | 現在品切 |

THINKIG PAST TERROR
判型 | 四六判 |
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頁数 | 192頁 |
定価 | 2,750円 (本体:2,500円) |
ISBN | 978-4-622-07147-1 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2005年7月15日 |
備考 | 現在品切 |
「この本は、あらかじめ計画されたものではない。政治言説としてのイスラム主義に身を投じて批判の武器とし、グローバルな文化実践を問いただし、グローバルな公共圏において左翼を再考する——こうしたテーマは、2001年9月11日以前には、わたしの課題ではなかった。(…)政治的なできごとに無関係に仕事を続けるのは、もう不可能だった。」
アメリカにおけるベンヤミン、アドルノ研究の第一人者の、初の邦訳となる本書は、9・11同時多発テロの衝撃を直接の契機として書かれた。
本書が語りかける「イスラム主義」とは、宗教的原理主義でも反米ナショナリズムでもなく、グローバルな民主主義の実践へ向けて、左翼の批判理論とも連帯できる政治言説であり、西洋の政治的規範のヘゲモニーに異議を唱える批判的言説である。「テロリストとテロリスト対策、どちらの暴力も否定するグローバルな公衆として、この事態に働きかけるために、過去のテロルを思考すること。」
アメリカ安全保障国家による対テロリズム戦争に対抗するために、多様で、複数の中心をもち、異質な者どうしの議論に開かれたグローバルな公共圏に呼びかける、批判理論の最前線。