ウィトゲンシュタイン【新装版】
WITTGENSTEIN

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 272頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-07166-2 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2005年10月7日 |
備考 | 現在品切 |

WITTGENSTEIN
判型 | 四六判 |
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頁数 | 272頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-07166-2 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2005年10月7日 |
備考 | 現在品切 |
ウィトゲンシュタインは生前、一冊の書物、一篇の論文を公刊したにすぎない。しかし、彼はまぎれもなく20世紀の思想史に屹立する天才であり、われわれは彼の書に幾度でも回帰しなければならないであろう。
ウィーン生まれの彼の名を広く知らしめたのは、第一次大戦前ケンブリッジでのラッセルとの交流から生まれた『論理哲学論考』(1922)であり、そして〈言語ゲーム〉という思考を経て、その後の彼の哲学的発展を示す第二の書物『哲学探究』(1953)が公刊されたのは、彼の死後のことである。
ウィトゲンシュタインは、〈意味〉の本質の探究を主要課題とすることによって、現代の哲学に革命をもたらした。著者エイヤー自身もまた、ウィトゲンシュタインから深く影響を受けた古典的著作『言語・真理・論理』で、この革命に独自の寄与をなした。本書はそのエイヤーによる『論考』から『探究』にいたるウィトゲンシュタイン哲学の再構築である。批判的でしかも現解にみちた叙述は、〈本書の真のヒーローはエイヤーの散文のスタイル〉(アンソニー・バージェス)との高い評価も受けている。