科学の未来
IMAGINED WORLD

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 208頁 |
定価 | 2,860円 (本体:2,600円) |
ISBN | 978-4-622-07185-3 |
Cコード | C1040 |
発行日 | 2006年1月10日 |
備考 | 現在品切 |

IMAGINED WORLD
判型 | 四六判 |
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頁数 | 208頁 |
定価 | 2,860円 (本体:2,600円) |
ISBN | 978-4-622-07185-3 |
Cコード | C1040 |
発行日 | 2006年1月10日 |
備考 | 現在品切 |
フリーマン・ダイソンが、科学の過去と現状への透徹した洞察にもとづいて未来像を語る。原書刊行以来、本書のビジョンが古くなるどころかさらに現実味を増していることに、驚嘆と戦慄を覚えざるをえない。
第1章 物語:科学技術の力が、社会的な力、とりわけイデオロギーと結びつくことにより、負の結果をもたらすというシナリオの普遍性を、飛行船R101の惨事を例に語る。未来の科学への警告の章。
第2章 科学:物理学のビッグ・サイエンス化の終焉の後、コンピューター革命が科学を進める新しい次元を切り開いたいま、ダイソンが未来の物理学に予見する可能性とは? そして、生物学に見るより大きな可能性とは?
第3章 技術:遺伝子工学とコンピューター技術が融合し、生物学的情報工学として発展する未来、そしてそのさらに先の未来を、比類ない想像力で描き出す。
第4章 進化:人類の種としての生命力・繁殖力・移動能力が飛躍的に拡大したとき、地球、宇宙、そして人類に何が起きるのか? 10年・100年・1000年・1万年・10万年・100万年・それ以上という7種類の時間スケールで考察する。
第5章 倫理:核兵器問題へのかかわりを通して技術と倫理の相克を経験した著者が、未来の技術と倫理の関係について、あるいはバイオテクノロジーと生命倫理の今後の方向について展望を語る。
本書は『フリーマン・ダイソン 科学の未来を語る』(三田出版会、1988)の再刊。