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死と歴史【新装版】<品切>

西欧中世から現代へ

ESSAIS SUR L’HISTOIRE DE LA MORT EN OCCIDENT

DU MOYEN AGE A NOS JOURS


中世以降の遊びや服装、学校、家族の変遷への注視から〈子供〉というカテゴリーが、長い歴史のなかで近代の所産であることを示してみせたアリエスの前著『〈子供〉の誕生』は、教育学・社会学・歴史学の諸領域に大きな衝撃を与えた。

本書は、12世紀から今までの、人間の禁忌のテーマ〈死〉〈死を前にしての態度〉について、その変わった部分と変わらない部分、そして20世紀の産業化・都市化の果ての未曽有の断絶についての考察である。

未来と現代の死は、隠されて冷たい管理化されたものとなるであろうか。しかし、かつて古く長く、死は人々と親しく、友人、家族とともに熱い濃密な環境にあった。トルストイは、寒駅アスターポヴォで臨終のさい問うた、「ロシアの農民たちはどんなふうに死んでいったのか」。著者は言う、「それは『ロランの歌』のロンスヴォー谷での〈死が頭から心臓へ降りてゆくのを感じた〉姿であり、ドン・キホーテの〈わが妹よ、私は死が近づいているのを感じる〉という賢明な認知の姿でもある」。

さらに、死者の思い出が儀礼と言葉で飾られたロマン派の世紀を経て、現代へ。著者の問題観と感性・方法がみごとに融けあって現代人の省察に応えるものとなった。



著訳者略歴

フィリップ・アリエス
Philippe Aries

1914年ロワール河畔のブロワで、カトリックで王党派的な家庭に生れる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
伊藤晃
いとう・あきら

1927年愛知県に生れる。1956年東京大学文学部仏文科卒業。修士。國學院大学名誉教授。訳書 ロマーン・ヤーコブソン『詩学から言語学へ』(国文社、1983)、マルク・オレゾン『死とその後』(共訳、春秋社、1974)他。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
成瀬駒男
なるせ・こまお

1931年横浜市に生れる。1953年東京大学文学部仏文科卒業。修士。國學院大学文学部教授を務める。著書『ルネサンスの謝肉祭』(小沢書店、1978)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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死と歴史【新装版】

「死と歴史【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/304頁
定価 3,850円(本体3,500円)
ISBN 4-622-07193-2 C1022
2006年2月20日発行
<ただいま品切です>