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環境の歴史

ヨーロッパ、原初から現代まで

HISTOIRE DE L’ENVIORONNEMENT EUROPEEN


「環境」という言葉が生まれるはるか以前から、人間は自然とともに生きてきた。あるときは恐るべき敵として、あるときは魅惑するものとして。
人間は常に自然の影響を受け、寿命や身長、ものの見方や感じ方、時間や空間の概念に至るまで、環境とともに変化する。環境もまた客観的に存在するのではなく、それを見る人間の認識によって変化する。
だから環境の歴史は現代ではなく、原初からはじめられなければならない。本書があつかうのは新石器時代から、自然の征服、農村の生活、疫病、産業革命、エコロジーの発見、狂牛病まで。人類の歴史はそのまま「環境の歴史」なのだ。

〈人文・社会科学と自然科学の間には、どちらからみても残念な障壁が存在するが、その障壁を低くする将来有望な動きの中に、この本を位置づけなければならない〉(ジャック・ル=ゴフ)。自然環境そのものと、人間の認識をともにみることで、はじめて環境の本質がわかる。相互に変貌しつづける環境と人間との数千年に及ぶかかわりを壮大かつ厳密に描く、歴史学の達成。


目次


まえがき  ジャック・ル=ゴフ


第一部 環境史の歴史
第一章 十六世紀以前の環境に対する感受性
第二章 近現代における自然界の服従
第三章 アルカディア人の隠れ家からイデオロギーとしての環境へ
第四章 最近の展望の変化

第二部 時間の中の空間――変動と変動性
第五章 自然要因の変動
第六章 生物学的要因の変動
第七章 人間の生物学的要因の変動性

第三部  環境の人間化
第八章 近代以前のヨーロッパの環境におよぼされる人間の行為
第九章 農業・技術・産業・エネルギー「革命」(十八―二十世紀)
第十章 攪乱された環境
結論 脅かされた地球


著訳者略歴

ロベール・ドロール
Robert Delort

フランスの中世史学者。1932年生まれ。パリ第8大学・ジュネーヴ大学名誉教授。文学博士・理学士。中世ヨーロッパの交易史から出発し、その後一貫して自然環境を含めた歴史を描く。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
フランソワ・ワルテール
Francois Walter

スイスの歴史学者。ジュネーヴ大学教授。1981年フリブール大学文学博士。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
桃木暁子
ももき・あきこ

1950年生まれ。総合地球環境学研究所助教授。東北大学理学部生物学科卒業。フランス系化学企業勤務、京都大学理学部研修員等を経て、2001年から現職。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
門脇仁
かどわき・ひとし

1961年生まれ。環境ジャーナリスト、生態学史研究者。慶應義塾大学文学部文学科フランス文学専攻卒業。パリ第8大学大学院応用人文生態学研究課上級研究課程修了。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

編集者からひとこと

福井憲彦(西洋近代史・フランス史)、渡辺政隆(サイエンスライター)、青柳正規(西洋古典美術史)の三氏から、あいついで新聞書評をいただきました。 ...続きを読む »

第2刷のお詫びと訂正

2007年3月9日発行の第2刷42頁におきまして、下記の文章が脱落しておりました。「序」の末尾5行に相当する文章です。
深くお詫び申し上げますとともに、ここに謹んで訂正いたします。

る、というような喜びを与えてくれればのことである。 ...続きを読む »

書評情報

<:技術教室2010年1月号>
福井憲彦(学習院大学教授)
<2007年2月11日(日):日本経済新聞>
渡辺政隆(サイエンスライター)
<2007年2月11日(日):朝日新聞>
石弘之(環境問題研究者)
<2011年8月21日(日):東京新聞>
<2013年7月14日(日):読売新聞(空想書店)>

この本の関連書


「環境の歴史」の画像:

環境の歴史

「環境の歴史」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/328頁
定価 6,048円(本体5,600円)
ISBN 978-4-622-07264-5 C1022
2007年1月10日発行

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