黙読の山

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 240頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-07319-2 |
Cコード | C0095 |
発行日 | 2007年7月2日 |
備考 | 現在品切 |

黙読の山
判型 | 四六判 |
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頁数 | 240頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-07319-2 |
Cコード | C0095 |
発行日 | 2007年7月2日 |
備考 | 現在品切 |
「批評は重いことばで書かれる必要はない。適切な記述こそが、重みをもつのだ」というのは、本書中にある、伊藤整の本についての評言だが、これは、荒川洋治の文にこそふさわしい。
『忘れられる過去』(講談社エッセイ賞)詩集『心理』(萩原朔太郎賞)『文芸時評という感想』(小林秀雄賞)など、詩と散文の書き手として当代一流の作家による、本書は二年ぶりの新しいエッセイ集。
「ゲド戦記」挿入歌に対する疑問、詩の国際交流への批判、文芸時評や作品集、詩と小説、文字とことばについて。傑作「国語をめぐる12章」など58編。
「本のなかみに感動するだけでは、本を愛する気持ちは十分には育たない。いずれ本から離れてしまう。なかみとは、はかないものなのだ。物として本を知ると、本への愛情が、生まれたあとも変わらない。持続する。」