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原子理論と自然記述【新装版】

ATOMIC THEORY AND THE DESCRIPTION OF NATURE


アインシュタインと並び称される今世紀最大級の理論物理学者ニールス・ボーアの代表的エッセイ集3巻を一書にまとめる。観測と実在をめぐる両巨人の論争を回顧した「原子物理学における認識論的諸問題に関するアインシュタインとの討論」をはじめ、量子力学のパラドキシカルな諸問題に先駆的な解釈をくだした現代物理学の記念碑的な著書である。
「ボーアに物理学者のなかでも比類のない地位を与えたのは、物理的現象の分析によって提起された問題のより深い論理的観点を追究しようとする衝動、さらにはその本質的特徴に対する超人的な直観、その最も広範な含意を一瞥のもとに把握する能力であった。」(レオン・ローゼンフェルト)
ボーアは、その恵まれた才能によって、量子論の誕生以来、原子物理学の悩みの種となっていた原理的問題に解決の道を拓いた。「自然記述」のありかたに新しい角度から光があてられ、自然について議論する土台が準備されたのである。自然記述をめぐるテーマは、長年にわたってボーアの最大の関心事となり、それが本書に収められたエッセイ集三部作として結実した。そこには、原子物理学における「自然記述」と「人間の知識(認識)」をめぐる主題が鋭利かつ明瞭に展開されている。

[1990年初版]


目次


原子理論と自然記述
緒言
1961年の再刊に際しての序文
序論的な概観
原子理論と力学
量子の要請と原子理論の最近の発展
作用量子と自然記述
原子理論と自然記述の根底をなす基本原理

原子物理学と人間の知識
緒言
序文
光と生命
生物学と原子物理学
自然哲学と人間の文化
原子物理学における認識論的諸問題に関するアインシュタインとの討論
知識の一体性
原子と人間の知識
物理科学と生命の問題

続 原子物理学と人間の知識
緒言
量子力学と哲学――因果性と相補性
人間の知識の一体性
諸科学の連関
光と生命、再説
1958年度ラザフォード記念講演――核科学の創始者の思い出と彼の仕事に基づくいくつかの発展の回想
量子力学の誕生
ソルヴェイ会議と量子物理学の発展

訳者あとがき


著訳者略歴

ニールス・ボーア
Niels Bohr

デンマークの理論物理学者。コペンハーゲンに生まれる。コペンハーゲン大学で学んだ後、1911年イギリスに渡り、ケンブリッジ大学ではJ.J.トムソン、マンチェスター大学ではラザフォードのもとに学ぶ。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
井上健
いのうえ・たけし

1921年大阪に生まれる。1941年京都大学理学部物理学科卒業。理学博士。京都大学名誉教授。2004年歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「原子理論と自然記述【新装版】」の画像:

原子理論と自然記述【新装版】

「原子理論と自然記述【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/496頁
定価 4,536円(本体4,200円)
ISBN 978-4-622-07357-4 C1042
2008年1月18日発行

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