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丸山眞男話文集 2<品切>


〈執拗低音は主旋律ではないんです。これを主旋律にしようというのは無理なんです。無理にしようとしたのが、神道から、あるいは国学から戦時中の日本主義に至るまでの悲劇なんです。執拗低音が、しかし主旋律を変容する。……そこに日本的なものがある。執拗低音――断片的なもので体系的なものでないけれども――を取り出せば、どうやって外から入って来た非常に高度な世界観――仏教とか儒教とかキリスト教とか、あるいは自由主義、民主主義、マルクス主義、何でもいいです、それは――というものが、どういうふうにしてわれわれの血肉になっていったか、ということの一つの秘密が解ける。……
「いきほひ」というのは非常に重要な概念。……状況変化に対する適応性というものにも現れる。つまり状況追随主義になっても現れるし、状況変化になっても現れる。それから今度は主体に内在した場合にはエネルギー主義になる。……中国に比べると、善悪の倫理的基準よりは「いきほひ」のある人間、つまり「あいつ、元気あるな」「やってるぞ」という、それが尊重される。……そういうのがずーっと私の言う執拗低音としてある。〉
(「日本の思想と文化の諸問題」1981年10月)

第2巻には、異端論研究のひとつとして書かれた「中国古典における「異端」の字義をめぐって」、早稲田大学丸山眞男自主ゼミナールとヴェーバー研究会における、多岐にわたるテーマの座談など、全6編。


目次


I 中国古典における「異端」の字義をめぐって 1971年頃
II 日本の思想と文化の諸問題 1981年10月
第四回大佛次郎賞 受賞インタヴュー/受賞スピーチ 1966年9-10月
III 早稲田大学丸山眞男自主ゼミナールの記録 第1回 1983年11月
早稲田大学丸山眞男自主ゼミナールの記録 第2回 1985年3月
リッターリッヒカイト〔騎士道精神〕をめぐって 1988年5月
――ヴェーバー・ニーチェ・丸山


著訳者略歴

丸山眞男
まるやま・まさお

1914年大阪に生まれる。1937年東京大学法学部卒業。1940年助教授、1950年教授。1961-62年ハーバード大学特別客員教授。1962-63年オックスフォード・セント・アントニーズ・カレッジ客員教授。1971年退官。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
丸山眞男手帖の会
まるやままさおてちょうのかい

この本の関連書


「丸山眞男話文集 2」の画像:

丸山眞男話文集 2

「丸山眞男話文集 2」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/472頁
定価 4,968円(本体4,600円)
ISBN 978-4-622-07382-6 C1331
2008年8月8日発行
<ただいま品切です>