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革命の社会学【新装版】

LA SOCIOLOGIE D’UNE REVOLUTION


「アルジェリア戦争は間もなく6年目に達しようとしている。フランス植民地主義がそり重圧を緩め、アルジェリア人民に発言権を与えるまでに60ヶ月もの間闘わねばならないなどと、1954年11月に考えてみたものは、われわれのうちにも、世界中にも誰一人としていなかった。……われわれアルジェリア人が望んでいることは、植民者の背後から人間をひき出す〔発見する〕ことである。その人間は、自分を窒息させ、自分に沈黙を強いていた一つの体制の構成者であると共に犠牲者であったのだ。われわれはと言えば、長い年月を通してアルジェリアの植民地化された人間を回復する努力を続けて来た。われわれは、長い、仮借のない抑圧からアルジェリアの人間を奪い返して来た。われわれは立ち上った。われわれは今前進している。だれが一体、われわれを再び奴隷状態にひき戻すことができるだろうか。」(本書より)
ポストコロニアル批評の先駆『黒い皮膚・白い仮面』『地に呪われたる者』の著者ファノンが、アルジェリア独立闘争のさなかから発した緊急のメッセージ。人間にとって伝統とは、技術とは、医療とは、個と共同体との関係を変えていくのは何か――植民地解放闘争の一局面
には限定されえない思考の広がりが、21世紀のわれわれに訴えかけてくる。


目次



1 アルジェリアはヴェールを脱ぐ
2 『こちらはアルジェリア』
3 アルジェリアの家族
4 医学と植民地主義
5 アルジェリアに於ける少数ヨーロッパ人社会
結論

補遺

解説(海老坂武)


著訳者略歴

フランツ・ファノン
Frantz Fanon

1925年、カリブ海に浮かぶ西インド諸島(アンティル諸島)の南端近くのフランス領マルチニック島で黒い皮膚をしたマルチニック人として生まれる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
宮ヶ谷徳三
みやがや・とくぞう

1935年神戸に生れる。1958年京都大学文学部仏文学科卒業。1963年同大学院博士課程修了。神戸大学名誉教授。2005年歿。著書『フレネ教育法に学ぶ』(共著、黎明書房、1986)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
花輪莞爾
はなわ・かんじ

1936年東京に生れる。1960年東京大学文学部仏文学科卒業。1965年同大学院博士課程修了。現在 國學院大学名誉教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
海老坂武
えびさか・たけし

1934年東京に生れる。 仏文学専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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革命の社会学【新装版】

「革命の社会学【新装版】」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/176頁
定価 4,320円(本体4,000円)
ISBN 978-4-622-07401-4 C0010
2008年6月19日発行

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