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アフリカ革命に向けて【新装版】

POUR LA REVOLUTION AFRICAINE

Ecrits politiques


「アフリカ人同士の連帯とは事実の連帯でなければならず、行為のそれ、人間の具体的なそれ、物質のそれ、資金のそれでなければならな
い。……百年来、二億のアフリカ人の人生は、安売りの、信用のならない人生、たえず死につきまとわれた人生だった、とわれわれアフリカ人は考える。われわれは、植民地主義者の善意を信頼してはいけないのだ。固い意志と闘争心で自らを武装しなければならない。アフリカは、物質的な力の機械的発展によって、自由になるのではない。大陸解放の弁証法の火蓋を切り、最後までよく導いてくれるものがあるとすれば、それは、アフリカ人の手と頭にほかならないのだ。」(本書より)
本書はアルジェリア民族解放戦線(FLN)の機関紙に発表した文章を中心に、ファノンの死後まとめられた、10年にわたる心の軌跡と活動の記録である。アルジェリア革命を前衛として、アフリカの全面的な独立と統一、皮膚の色を超えた人間の解放を唱えた精神は、朽ちることなく、力強く響いている。


目次


編者の序

一 被植民者の問題
1 《北アフリカ症候群》
2 アンティル人とアフリカ人

二 人種主義と文化

三 アルジェリアのために
1 一フランス人への手紙
2 アルジェリア駐在相への手紙

四 アフリカ解放に向けて
1 フランス植民地主義の幻滅と幻想
2 アルジェリアとフランス人拷問者
3 ある弁護について
4 アルジェリア革命とフランス知識人ならびに民主主義者
5 アンティル諸島に国家誕生?
6 マグレブの血は空しく流れない
7 笑劇は、ところを変える
8 非植民地化と独立
9 存続する危機
10 アフリカの青年諸君への手紙
11 植民地問題の根本的真実
12 コトヌの教訓
13 アフリカ人への呼びかけ
14 アフリカでの信任投票の翌日
15 アルジェリア戦争と人間の解放
16 アクラ会議におけるアルジェリア
17 アクラ――アフリカは統一性を確認、その戦略を決定
18 ドプレ氏の絶望的な試み
19 フランスにおける人種主義者の激怒
20 フランス治下のアンティルで血は流れる
21 実質的な統一と連帯がアフリカ解放の条件である

五 アフリカの統一
1 来たるべきアフリカ
2 ルムンバの死――他に方法があっただろうか


略年表
訳者後記(ナチズム、人種主義、アフリカ)


著訳者略歴

フランツ・ファノン
Frantz Fanon

1925年、カリブ海に浮かぶ西インド諸島(アンティル諸島)の南端近くのフランス領マルチニック島で黒い皮膚をしたマルチニック人として生まれる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
北山晴一
きたやま・せいいち

1944年東京に生れる。1968年東京大学文学部仏文学科卒業。1977年同大学院博士課程満期退学。パリ第3大学(国立東洋言語文化研究所)専任講師等を経て、現在 立教大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「アフリカ革命に向けて【新装版】」の画像:

アフリカ革命に向けて【新装版】

「アフリカ革命に向けて【新装版】」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/232頁
定価 4,752円(本体4,400円)
ISBN 978-4-622-07402-1 C0010
2008年6月19日発行

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