構造・神話・労働
クロード・レヴィ=ストロース日本講演集
CLAUDE LEVI-STRAUSS

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 192頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-07430-4 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2008年11月10日 |

CLAUDE LEVI-STRAUSS
判型 | 四六判 |
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頁数 | 192頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-07430-4 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2008年11月10日 |
1977年、レヴィ=ストロースは、国際交流基金の招きにより初めて来日し、6週間滞在した。本書は、滞日中におこなった講演、対話をすべて収録し、非公開のシンポジウムの記録を加える。民族学がはらむ問題を語った「民族学者の責任」をはじめ、「構造主義」「神話論」という構造主義人類学の方法論をわかりやすい言葉で語る、レヴィ=ストロース入門として格好の書。
「すなわち、〈構造〉とは、要素と要素間の関係とからなる全体であって、この関係は、一連の変形過程を通じて不変の特性を保持する」(「構造主義再考」)
「神話の第一の性格はこの〈時間統合機能〉です。……第二の性格は〈複数コードまたは多重コードの使用〉と私が呼ぶものです。神話が問題にするのは、けっして特定の一現象を説明することではありません」(「神話とは何か」)
「もう一度、労働の観念について考えなおしてみる必要があるでしょう。西欧社会とはきわめて異質な商業経済と無縁な社会においてはなおさらです。」(「労働の表象」)
[1979年初版発行/2008年新装版発行]
I 講演
民族学者の責任
構造主義再考
神話とは何か
労働の表象
著者を囲むシンポジウム(大橋保夫)
II 対談
未開と文明
一民族学者のみた日本
あとがき 大橋保夫