シェイクスピア劇の〈女〉たち
少年俳優とエリザベス朝の大衆文化

| 判型 | 四六判 |
|---|---|
| 頁数 | 224頁 |
| 定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
| ISBN | 978-4-622-07711-4 |
| Cコード | C1098 |
| 発行日 | 2012年7月9日 |


| 判型 | 四六判 |
|---|---|
| 頁数 | 224頁 |
| 定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
| ISBN | 978-4-622-07711-4 |
| Cコード | C1098 |
| 発行日 | 2012年7月9日 |

「シェイクスピアの時代、少年俳優が女役を演じることによって刺激される男性観客の同性愛の可能性については、これまで多くの優れた研究がなされてきた。しかし、少年を使って劇中の〈女性〉を創りあげるのに、シェイクスピアがどのような試みをしているかについては、あまり研究されていない……女性を舞台で表象するのに、その媒体が年若い少年俳優に限られていたという状況を、シェイクスピアはどのような芝居作りによって克服しているのであろうか。また、当時劇場にやってきた女性観客の、舞台上の〈女〉たちに対する反応を、シェイクスピアはどのように意識して作劇したのであろうか。さらに、シェイクスピア劇のヒロインの多くは王侯貴族階層の女性たちであるが、グローブ座の観客の大部分を占めたのは一般庶民である。登場人物階層の全く異なる観客を舞台に惹きつけるために、シェイクスピアはどのような工夫をしているのだろうか」
(「はじめに」)
本書は、エリザベス朝の大衆文化(じゃじゃ馬や寝取られ男など)への深い洞察から生まれた。シェイクスピアの作品を丹念に読み込み、少年俳優と女役の関係をみごとに解明した、類書のない独創的な研究。
はじめに
序章
1 『夏の夜の夢』 A Midsummer Night’s Dream——森・夢・欲望
2 『から騒ぎ』 Much Ado About Nothing——「じゃじゃ馬」・独身主義・教養
3 『お気に召すまま』 As You Like It——男装・森・逆さまの世界
4 『ハムレット』 Hamlet——階層・ジェンダー・死
5 『アントニーとクレオパトラ』 Antony and Cleopatra——異文化衝突・戦争・女王
6 『冬物語』 The Winter’s Tale——フィクション・時・異文化の融合
おわりに