クララ・シューマン ヨハネス・ブラームス 友情の書簡

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 306頁 |
定価 | 4,950円 (本体:4,500円) |
ISBN | 978-4-622-07727-5 |
Cコード | C0073 |
発行日 | 2013年1月24日 |
備考 | 現在品切 |

判型 | A5判 |
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頁数 | 306頁 |
定価 | 4,950円 (本体:4,500円) |
ISBN | 978-4-622-07727-5 |
Cコード | C0073 |
発行日 | 2013年1月24日 |
備考 | 現在品切 |
クララ・シューマンとヨハネス・ブラームスの往復書簡が公にされたのは1927年のこと。20歳のブラームスが作曲家となる希望を抱いてデュッセルドルフのシューマン家を訪れた1853年からクララの死の直前の1896年までに交わされた800通余りをリッツマンが編んだ書簡集から、207通を精選したのが本書である。
R. シューマンの悲劇的な病と死ののち、クララは7人の遺児を育てながら休みなく演奏旅行を続け、ブラームスは地理的にはクララから隔たりながらも彼女をつねに支え、また支えられて、己の天才を開花させていった。高名な音楽家の未亡人であるスター・ピアニストと14歳年下の作曲家——彼らの友情のために用意された道はけっして平坦なものではなかったが、音楽という共通の人生の糧を分け合う心の往還は44年にわたって途絶えることはなかった。
訳者は昭和16年に『真実なる女性 クララ・シュウマン』を上梓した原田光子。70年以上読み継がれてきたこの評伝に続いて、本書の翻訳原稿を完成させてまもなく、若くして世を去った。一度は本になったものの、ながらく手に入らなくなっていた、待望の復刊。
凡例
訳者によるまえがき——ヨハネス・ブラームスとクララ・シューマンの友情
クララ・シューマン ヨハネス・ブラームス 友情の書簡
付録1 クララからヴィルヘルミネ・シュレーダー=デフリーントへの書簡(1859年1月28日)
付録2 ブラームスからクララへの書簡(1868年9月12日)
作品リスト
人名索引
函入(スリーブ=背のない筒型のケースに収めてお届けします)
愛蔵版として書架にお加えいただけましたら幸いです。