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化石の意味

古生物学史挿話

THE MEANING OF FOSSILS

Episodes in the History of Palaeontology, Second Edition


古来、人々は化石をどのようなものと捉えてきたか。16世紀のゲスナーから19世紀末のマーシュまで、豊富な一次資料を駆使して、化石の起源、生物の進化と絶滅、神と自然、地球の歴史、人類の誕生などの解釈の歴史を描く。

「化石はしばしば驚くべき形態の事物である。あるものは壮観を呈し、多くは美的に快い形状を備えている。(…)この化石についてのとりとめのない自覚から古生物学が出現し、一貫した科学の分野へと発展したのは、ルネサンス後の時代の西洋文化においてだけであった。本書はこの出現と発展を理解しようとする試みである。だがこの主題は、近代科学が全体として発展してきたことを語るもっと広範な物語の、単なる周辺に位置するものでは決してない」
「わたしは古生物学史の「登場人物」を英雄と悪役に区別することなど、彼らの時代の文脈に置いてみるなら、決して可能ではないことを指摘する価値はあると感じてきた。(…)彼らを彼ら自身の時代の人間として、すなわち解くために必要な証拠はめったにもてなかった問題にもあえて取り組み、彼ら自身の世界観にもとづいて少しでもそれを解こうとした人間として、理解しようとすることはむろんもっと実りのある興味深い試みである」

マーティン・J・S・ラドウィックは、ケンブリッジ大学で地質学、古生物学をおさめ、のちに研究の力点を科学史、科学哲学に移した。古生物学者としての研究の蓄積に加え、科学思想史に対する深い洞察、時代背景・社会状況の鋭い理解、そして宗教・哲学の領域にまで幅広い知見をもつ。本書は1972年の初版以来、読み継がれてきた古生物学史・地質学史の基本文献であり、科学史の面白さを知る上で必読の書である。


目次


凡例
第二版への序
初版への序

第一章 化石物
第二章 自然の古物
第三章 生命の革命
第四章 斉一性と進歩
第五章 生命の祖先

訳者あとがき
文献案内
用語解説
参照文献
索引


著訳者略歴

マーティン・J・S・ラドウィック
Martin J. S. Rudwick

1932年生まれ。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学び、1958年に地質学の博士号を取得。腕足類の研究から出発したが、次第に科学の歴史・哲学に研究の力点を移す。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
菅谷暁
すがや・さとる

1947年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。科学史専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
風間敏
かざま・さとし

1957年生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科博士課程退学。地質学専攻。長野県立高校教諭。共著『はじめての地学・天文学史』(矢島・和田編、ベレ出版、2004)。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

松永俊男<科学史研究 2014年10月号>

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化石の意味

「化石の意味」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/384頁
定価 5,832円(本体5,400円)
ISBN 978-4-622-07767-1 C1045
2013年9月13日発行

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