植物が出現し、気候を変えた
THE EMERALD PLANET

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 384頁 |
定価 | 3,740円 (本体:3,400円) |
ISBN | 978-4-622-07872-2 |
Cコード | C0040 |
発行日 | 2015年1月23日 |

THE EMERALD PLANET
判型 | 四六判 |
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頁数 | 384頁 |
定価 | 3,740円 (本体:3,400円) |
ISBN | 978-4-622-07872-2 |
Cコード | C0040 |
発行日 | 2015年1月23日 |
植物の進化と繁栄は、かつて想像されていた以上にダイナミックに、地球の景観や気候をつくりかえていた! 陸上植物の出現にはじまる“緑の地球”の5億年の変遷を、最新の科学的知見をつぶさに参照しながら描きだす。
語られるのは、植物が主役と聞いて思い浮かべるようなおとなしい物語ではない。「酸素と巨大生物の『失われた世界』」「オゾン層大規模破壊はあったのか?」「地球温暖化が恐竜時代を招く」「南極に広がる繁栄の森」……こうした太古の地球がはらむミステリーに、植物の進化・適応がいかに関与していたか。それを跡付ける興味深い知見が、近年つぎつぎに見出されているという。とくに、植物の生理のミクロな変化が、地球規模の物質・エネルギー循環の次元と連結する壮大なシナリオには、わくわくするような面白さがある。
著者は植物生理学、古生物学、進化生物学、地球科学を統合する新しいアプローチの若き旗手として、大胆な仮説の数々も含め、現代的な研究の成果や可能性を生き生きと語っている。
「私が今年読んだノンフィクションのベストワン。……ダーウィンの著作を読むときにも似た、深く、静かな読書の愉しみを、この本は私に与えてくれた」(オリバー・サックス、2007年、Observer紙)。
まえがき
はじめに
第1章 葉、遺伝子、そして温室効果ガス
第2章 酸素と巨大生物の「失われた世界」
第3章 オゾン層大規模破壊はあったのか?
第4章 地球温暖化が恐竜時代を招く
第5章 南極に広がる繁栄の森
第6章 失楽園
第7章 自然が起こした緑の革命
第8章 おぼろげに映る鏡を通して
謝辞
訳者あとがき
図版の出典
原註
索引