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習得への情熱―チェスから武術へ―

上達するための、僕の意識的学習法

THE ART OF LEARNING

An Inner Journey to Optimal Performance




かつてチェスの“神童”と呼ばれ、長じて卓越した武術家(太極拳推手の世界選手権覇者にして、黒帯の柔術家)となった著者が、トップクラスの競技者になるためのart of learning(習得の技法)を語る。技能を倦まず開墾し続け、競技者としては千人に一人、あるいはそれ以上の領域を目指す、「超」能動的な学習術である。
優れた競技者になるための内的技法は競技の種類によらず驚くほど共通していると著者は言う。「インスピレーションを得るための公式や型紙は存在しない。だけど、それを得る自分なりの方法を発見するために辿るべきプロセスならある」(第18章)という表現に象徴されるように、鍵となるプロセスを意識的に辿ることが、より高い集中力、より高いパフォーマンスレベルでの学習につながっていく。チェスを武術に、武術をチェスに翻訳できるこの著者ならではの離れ業を用いて、「数を忘れるための数」「より小さな円を描く」「引き金を構築する」といった上達の足掛かりとなるプロセスが、印象深く描出されている。
著者が他ジャンルのトップアスリートやそのメンタル・トレーナーから授けられた洞察も、ここには注がれている。本書が提示する学びへの開かれたアプローチ、学ぶ喜びについての衒いのない、ひたむきな語りは、読む者に自らの可能性を顧みさせる力をもっている。


目次


はじめに

I 基礎
第1章 無邪気に指していた頃
第2章 勝利のための敗戦
第3章 二種類のアプローチ
第4章 ゲームを楽しむ
第5章 ソフトゾーン──「自らを滅却せよ」
第6章 悪循環
第7章 心の声の変化
第8章 荒馬を手なずける

II マイ・セカンド・アート
第9章 ビギナーズ・マインド
第10章 負の投資
第11章 より小さな円を描く
第12章 逆境を利用する
第13章 時間の流れを緩める
第14章 神秘という幻影

III すべてを一つにまとめる
第15章 今という瞬間に心をおくことのパワー
第16章 ゾーンの探求
第17章 引き金を構築する
第18章 サンダルを作る
第19章 すべてを一つにまとめる
第20章 台湾

あとがき
謝辞
訳者あとがき


著訳者略歴

ジョッシュ・ウェイツキン
Josh Waitzkin

1976年ニューヨーク生まれ。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
吉田俊太郎
よしだ・しゅんたろう

翻訳家。1965年東京都生まれ。早稲田大卒。90年代には英国に拠点を置き、日本のテレビ局向けドキュメンタリー番組制作にディレクターとして参加した。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

“読書十段”団長(ロックバンド「一里塚華劇団」)
<月刊秘伝 2015年11月号>
<BOOK CLUB KAI 2015年秋>
<毎日新聞 2015年9月13日>
<日本経済新聞 2015年9月27日>
柴田文隆<読売新聞 2015年10月4日>

関連リンク

この本の関連書


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習得への情熱―チェスから武術へ―

「習得への情熱―チェスから武術へ―」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/312頁
定価 3,300円(本体3,000円)
ISBN 978-4-622-07922-4 C0075
2015年8月17日発行

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