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ルシアン・フロイドとの朝食

描かれた人生

BREAKFAST WITH LUCIAN


ルシアン・フロイドは目の前にいる人間の
存在感を筆と絵の具で追体験している。
生まれながらの本当の絵描きだと思う。
――舟越桂(彫刻家)

祖父は精神分析の祖ジークムント・フロイト。亡命の国「イギリスを代表する具象画家」と称されるに至り、ついにはフランシス・ベーコンと並ぶ現代絵画の巨匠とみなされたルシアン・フロイド(1922-2011)。
肖像画、というには剥き出しすぎる人間の姿を描きつづけたこの画家は、いったいなにに囚われていたのか? 青年のとき一枚の絵に出くわして以来、フロイドを追いかけてきたイギリス人ジャーナリストが、本人との会話や彼を知る身近な人々(家族、友人、モデル、美術関係者…)への取材をもとにあらわす、初めて公刊されたルシアン・フロイド伝。

「1990年代半ばにルシアン・フロイドは、公認の伝記の出版を差し止めた。それまで伝記作家と協力してきたのだが、大金を支払って中止させた。原稿を読んだときに、あまりに多くの親密な事柄の詳細が公衆の目に触れることを知ってぞっとしたのだ。彼の存命中にその本を出版するというアイデアは潰えた。(…)本書は彼の妨害を免れた。私は、彼の晩年の十年間、定期的に朝食を共にした。そして、会話を重ねるうちに、ルシアンは徐々に心を開いてくれた。とうとう、我々の会話を記録に残すことを許してくれた。その結果生まれたのが本書なのだが、執筆が開始されたのはルシアンの死後である。著者である私は彼のキャリアを35年間追いかけてきたが、彼の信用を勝ち得たのは最後の十年間だけである。本書はそのような人間によって書かれた、ルシアンの生涯と作品への個人的な見解である」


目次




第1章 朝食
第2章 ストーキング
第3章 若き日々
第4章 女性遍歴の始まり
第5章 オブセッション
第6章 ローナが遺したもの
第7章 キャロライン
第8章 絵の具
第9章 愛人たち
第10章 ある娘の物語
第11章 晩年の二人のモデル
第12章 ディーラーたち、そしてギャンブル
第13章 子孫
第14章 フィナーレ

謝辞
ルシアン・フロイド家系図
訳者あとがき

[資料]ルシアン・フロイド「描くことについてのいくつかの考え」
原註
図版リスト
索引


著訳者略歴

ジョーディ・グレッグ
Geordie Greig

1960年生まれ。イギリスのジャーナリスト。「ロンドン・イヴニング・スタンダード」「タトラー」の編集長を経て、現在、「メイル・オン・サンデイ」編集長。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小山太一
こやま・たいち

1974年京都府生まれ。東京大学修士課程修了、ケント大学(英国)Ph. D. 専修大学教授。専門は英文学、映画。著書にThe Novels of Anthony Powell: A Critical Study (北星堂書店)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
宮本朋子
みやもと・ともこ

1972年福岡県生まれ。九州大学およびケント大学(英国)修士課程修了。現在、東京工業大学その他で兼任講師。訳書に、コラム・マッキャン『世界を回せ』上・下(小山太一との共訳、河出書房新社)など。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

<美術の窓 2016年3月号>
<美術手帖 2016年3月号>
<アートコレクターズ 2016年3月号>
横尾忠則(美術家)
<朝日新聞 2016年3月13日(日)>
<月刊美術 2016年4月>
諏訪敦(画家)
<芸術新潮 2016年6月号>
桝田倫広(東京国立近代美術館・研究員)
<図書新聞 2016年5月21日>
横尾忠則(美術家)
<朝日新聞「2016年の収穫、心に残る本」 2016年12月25日(日)>

関連リンク

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「ルシアン・フロイドとの朝食」の画像:

ルシアン・フロイドとの朝食

「ルシアン・フロイドとの朝食」の書籍情報:

A5変型判 タテ200mm×ヨコ148mm/360頁
定価 6,050円(本体5,500円)
ISBN 978-4-622-07944-6 C1070
2016年1月8日発行

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