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中国安全保障全史

万里の長城と無人の要塞

CHINA’S SEARCH FOR SECURITY


「本書の目的は、何が中国の政策を動かしているのかを理解すること――できるだけ北京の政策立案者と同じように世界を分析することにある」。
アメリカの中国論の権威が、第二次世界大戦後から現在まで、政治、経済、軍事を包括した視点から、グローバルに、中国の安全保障政策を鳥瞰した基本書。

「脅威に対する脆弱性。それが中国外交の主たる原動力である。北京から見た世界は、政策立案者の部屋の窓の外の通りから、陸の国境や海上交通路まで広がる東西南北数千キロの地域、さらには遠く離れた大陸の鉱山や油田まで、すべてが危険に満ちた場所である」(第1章)
「このまま台頭を続けるとしたら、中国はますます急峻になる坂を登っていくことになる。…優位にあることの強みをさらに強化するためのコストは、この位置まで登りつめてくるために費やしたコストより大きくなるだろう。そして、世界の警察官として、中国がアメリカに取って代わらないとすれば、それができる別の候補者を見つけるのは難しい。…したがって、アメリカの衰退はまったく中国の利益にはならないのだ。…中国にとっても、アメリカとその同盟国にとっても、より望ましい代替案は、中国の安全保障を高めるために、新たな力の均衡を創り出し、現在の世界体制を維持することだ。その場合、中国はより大きな役割を担うことになる」(結論)
中国の安全保障政策を論じる際に、避けては通れない認識の宝庫。


目次

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第 I 部 中国外交における利害とアイデンティティ
第1章 何が中国外交を動かしているのか?
第2章 誰が中国外交を動かすのか?

第 II 部 安全保障上の課題と戦略
第3章 要衝としての中国
第4章 アメリカの脅威を読みとる
第5章 北東アジアの地域システム――日本、韓国、北朝鮮
第6章 中国のその他の近隣諸国――アジア太平洋地域
第7章 第四の円の中の中国 

第 III 部 国家統一――領土保全と外交政策
第8章 国家性の問題――チベット、新疆、香港、台湾
第9章 台湾の民主主義への移行と中国の反応

第 IV 部 力の手段
第10章 門戸開放のジレンマ――グローバル経済における力と脆弱性
第11章 軍の近代化――人民戦争から戦力投射へ
第12章 中国外交におけるソフトパワーと人権

第 V 部 結論
第13章 威嚇か、均衡か?

謝辞
索引
原注
中国地図


著訳者略歴

アンドリュー・J・ネイサン
Andrew J. Nathan

コロンビア大学政治学教授。専門は、中国の政治・外交政策、および政治参加、政治文化、人権の比較研究。中国の対外政策と、アジアにおける政治的正当性の源泉について、長期にわたり研究、執筆している。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
アンドリュー・スコベル
Andrew Scobell

ランド研究所主任政治研究員。コロンビア大学で博士号を取得。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
河野純治
こうの・じゅんじ

翻訳家。訳書 ハレヴィ『イスラエル秘密外交』(新潮文庫、2016)ミアレ『ホーキングInc.』(柏書房、2014)ブレースウェート『アフガン侵攻1979-89』(白水社、2013)『趙紫陽 極秘回想録』(光文社、2010)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

<日本経済新聞 2017年2月12日(日)>
川島真(東京大学教授)
<公明新聞 2017年3月20日(日)>

この本の関連書


「中国安全保障全史」の画像:

中国安全保障全史

「中国安全保障全史」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/400頁
定価 5,060円(本体4,600円)
ISBN 978-4-622-07956-9 C1031
2016年12月22日発行

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