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地に呪われたる者【新装版】

LES DAMNES DE LA TERRE



「ひとつの橋の建設がもしそこに働く人びとの意識を豊かにしないものならば、橋は建設されぬがよい、市民は従前どおり、泳ぐか渡し船に乗るかして、川を渡っていればよい。橋は空から降って湧くものであってはならない、社会の全景にデウス・エクス・マキーナ〔救いの神〕によって押しつけられるものであってはならない。そうではなくて、市民の筋肉と頭脳とから生まれるべきものだ。(…)市民は橋をわがものにせねばならない。このときはじめて、いっさいが可能となるのである。」(本書より)

民族とは、国家とは、文化とは。ファノニズムとは何か。植民地主義に抗し36年の生涯を闘争に捧げた著者が遺した、ポスト・コロニアル批評の原点。

[初版「現代史・戦後篇」16『フランツ・ファノン集――黒い皮膚・白い仮面、地に呪われたる者』1968年刊、『フランツ・ファノン著作集』3『地に呪われたる者』1969年刊、〈みすずライブラリー〉版1996年刊]


目次


序  ジャン=ポール・サルトル

1 暴力
国際状況における暴力

2 自然発生の偉大と弱点

3 民族意識の悲運

4 民族文化について

5 植民地戦争と精神障害
系列 A
系列 B
系列 C
系列 D
民族解放戦争における北アフリカ人の犯罪衝動性

結論

解説  鈴木道彦


著訳者略歴

フランツ・ファノン
Frantz Fanon

1925年、カリブ海に浮かぶ西インド諸島(アンティル諸島)の南端近くのフランス領マルチニック島で黒い皮膚をしたマルチニック人として生まれる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
鈴木道彦
すずき・みちひこ

1929年東京に生まれる。1953年東京大学文学部卒業。仏文学専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
浦野衣子
うらの・きぬこ

1934年大阪に生まれる。1960年早稲田大学文学部卒業。仏文学専攻。2005年歿。著書『サルトルとその時代』(共著、人文書院、1971)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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地に呪われたる者【新装版】

「地に呪われたる者【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/352頁
定価 4,104円(本体3,800円)
ISBN 978-4-622-07968-2 C0010
2015年11月25日発行

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