消去【新装版】
AUSLOESCHUNG

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 504頁 |
定価 | 6,050円 (本体:5,500円) |
ISBN | 978-4-622-07990-3 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2016年3月18日 |
備考 | 現在品切 |

AUSLOESCHUNG
判型 | 四六判 |
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頁数 | 504頁 |
定価 | 6,050円 (本体:5,500円) |
ISBN | 978-4-622-07990-3 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2016年3月18日 |
備考 | 現在品切 |
2004年、文学シリーズ《lettres》から上下2巻として刊行、日本の読者の度肝を抜き、圧倒的な評価と支持を受けながら長らく品切れにしていた、オーストリアの作家トーマス・ベルンハルト(1931-1989)の代表的長編小説『消去』を、ここに一巻にして新たにおくる。
主人公フランツ‐ヨーゼフ・ムーラウが両親と兄の死を告げる電報を受け取るローマの章「電報」と、主人公が葬儀のために訪れる故郷ヴォルフスエックを描く章「遺書」からなる本書は、反復と間接話法を多用した独特の文体で、読者を圧倒する。ベケットの再来、20世紀のショーペンハウアー、文学界のグレン・グールド。挙げ句には、カフカやムジールと肩を並べる20世紀ドイツ語圏の最重要作家と評価されるベルンハルトとは、いったい誰なのか。
【初版2004年2月5日】